見えない、聞こえない同士での電話


昨年から「字幕電話」を使っています。
これは自分で直接相手に電話して話し、相手の話しは手持ちのタブレットに文字表示されるというもの。
相手の声はセンターを通して字幕化されています。
「聞こえないけど話せる」という人にとっては便利です。


聴覚障害者にとって電話の代わりになるサービスとして、電話リレーサービスもあります。
電話リレーサービスも、字幕電話も、間に事業者が入るのは同じですが
電話リレーサービスは、手話やチャット等で通訳してもらいながら双方向をつないでもらいます。
それに対して
字幕電話は、電話をかけて話す、ということは自分で行い、相手の話しだけ文字化されるという違いがあります。
現在私は両方使っているわけです。


ユニバーサルデザインというテーマを仕事にしていると、聴覚障害以外に
様々な障害のあるかたとご一緒することが多くあります。
長年お付き合いのある、視覚障害の方と一緒に会議に参加するとき、
駅で待ち合わせて会場までサポートしてほしいと頼まれました。
見えない彼とのやりとりは、普段はメールベースですが、字幕電話を使って
待ち合わせ時間や場所等、やりとりをしてみました。


おお!
これって、つまり、見えない、聞こえない同士が電話をしているということ。
ちょっと面白いと思いませんか。w


この字幕電話、2月いっぱいまでモニターを募集しています。
自分から話すことはできる、でも聞こえない、聞こえにくい、という方ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
私は仕事や家族とのやり取りにも使っています。
母親は「果林の声が電話でまた聞けるなんて!!お父さんちょっときて‼」と感激しておりました。笑
詳細はこちらのWEBで
http://www.iscecj.co.jp/jimaku.html