今週末『音をつかむ 未来をつかむ―情報アクセシビリティ・フォーラム 2015』が秋葉原にて開催されます。
私は、12日のパネルディスカッション「情報アクセシビリティへの挑戦」に登壇予定です。
コーディネーターの佐川賢先生からは人間工学という視点から
エコモの澤田大輔氏からは公共交通機関について
共用品推進機構の森川美和さんからは製品について
私からは、テレビCMの字幕について話します。
四人の登壇者の中で、聴覚障害当事者は私だけです。
CMって、ほんの15秒〜60秒ですが
そのために何か月もの製作期間を費やし、
びっくりするくらいの制作費をかけて作成しています。
「見てもらう」ための様々な工夫を凝らしているのに
聴覚障害者には伝わっていないという事実。
しかも、CM製作費って、
私たちが商品を買うために払うお金からも使われているはずです。
それを考えれば、広告主は全てのお客様に対して
同じ情報を伝えるべきだと、私は思います。
しかし、私がこの活動をはじめた18年前は、
当事者でさえも
「CMにも字幕が必要」という人はいませんでした。
今回のパネルディスカッションでは、私の持ち時間は20分ですが
当事者が主体的に関わっていくことの重要性や効果についても
話せるといいなと思っています。
公共交通機関、製品、字幕という広い視点からアクセシビリティについて考えてみませんか。
開始一時間前から整理券配布をしておりますが
同じ時間の別場所で、開会式典が重なっているので狙い目なのではと思います…(笑)
興味があればぜひお越しくださいませ。
誰でも無料で参加できます。
12日(土)10:00〜12:00(整理券配布は9時から)
学ぶフロア(ダイビル二階・秋葉原コンベンションホール)にて
http://www.jfd.or.jp/iaf/manabu-floor-s
そのほかのプログラムは、当事者団体の報告や
障害者スポーツの取組み、企業や自治体、国の取組み報告
また展示フロアや、楽しそうなワークショップなどもありますよ〜。
詳細はホームページで。
『情報アクセシビリティ・フォーラム 2015』
12月12日(土)午前10 時〜午後6時
12月13日(日)午前10 時〜午後3時
東京都千代田区・秋葉原UDX他にて
参加費無料
http://www.or.jp/iaf/manabu-floor-s