聴覚障害者の情報収集ツール一位はスマホ。字幕付きCMアンケート結果より

「テレビCMにも字幕を!」
この実現の為に皆さまにご協力いただいた「字幕付きCMアンケート2019」(1月~3月末まで)の結果が
産経新聞大阪地域面(9/17朝刊)に掲載されました。
下記Webサイトで記事を見ることができます。

 

「聴覚に支障ある人の情報収集ツール1位はスマホ

「ライフ」分類の記事群に入れて頂いています
 https://www.sankei.com/life/news/190918/lif1909180013-n1.html
・産経WEST
 https://www.sankei.com/west/news/190918/wst1909180034-n1.html

 

当初は、200人程度の回答者数を想定していたのですが
最終的に1,279名(聴者、聴覚障害者、難聴者すべて含む)にご回答をいただきました。
ご協力くださった方、本当にどうもありがとうございました。
調査の中で私たちがもっとも注目していたのは
「CMや動画に字幕が必要だと思う会社」について尋ねたものです。
1位「オリンピック・パラリンピック
2位「食品」
3位「家電」
4位「通信携帯」
皆さんはこの結果をどう思いますか?
特に、聴覚障害者の生活を大きく変えたスマホなどの通信携帯のCMは
白い犬も三太郎シリーズもいつの時代も面白そうなのに字幕がないために伝わらないのは
本当にもったいないこと。

今回のアンケートを通じ、CMだけでなく多くのメディアを通した情報において
聞こえる人も聞こえない人も対等に情報を得られる環境整備が必要であると感じました。
外国ではテレビ番組にもCMにもほぼ字幕が付与されている例を多く見ます。
2020年東京オリンピックパラリンピックを控えている日本でも
多言語対応はもちろんのこと、聴覚障害者への情報格差もなくしていくべきでしょう。
特にCMは企業(または広告主)の責任として字幕等を付与し
あらゆる人に情報を伝えていく必要性があります。
オリンピック・パラリンピックまで一年を切ったいま、
字幕や手話が当たり前のようでいてまだまだ実現されていない現実があります。
そんなことを知っていただくきっかけとなればと思います。