緊急事態宣言中継、各局の手話と字幕比較

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安倍首相の緊急事態宣言。
NHK、民放全局で手話通訳と字幕両方で放送してくれました。
3.11以来です。
手話も字幕も両方あると、分かりやすい!
これが日常であってほしい理想的な放送です。
報道に関わる方々も
様々なリスクのある現状と精神的負担など、多くの葛藤があることと思います。
そんな状況でも、あらゆる人にきちんと情報を届けるよう
手話も字幕もセットで報道してくれたことに感謝の気持ちが溢れます。

 

TBSは、会見の途中でポイントを整理した画面に切り替えるので
分かりやすいと評判のようです。
しかし、その画面に切り替わると手話通訳ワイプが消えてしまうのが残念でした。

「手話が突然消える=音声が突然なくなる」

これは、聴者にとっての放送事故ともいえるべきことです。
こうした課題を全国の放送局で共有していただき
今後の「あたりまえ」につなげていけたらと思いました。

緊急事態宣言を受けて、各都道府県の知事の会見も開かれました。
こちらは都道府県や地方局によって、対応がばらばらでした。
千葉県知事の会見では字幕も手話もなく放送され、
地方局としての課題もありますね。

手話がついた、字幕がついたと
一喜一憂するのではなく
この状態をいかに継続できる仕組みをつくるか。
これが求めらていると思います。

「だれも取り残さない」持続可能な放送のあり方を。