「心をつかむ超言葉術」風呂で付箋貼って一気読み!

f:id:karinmatasumori:20200419193240j:plain

阿部さんの新著「心をつかむ超言葉術」

お風呂に持ち込み、心つかまれ一気読み。
風呂の中で付箋はりながら、気付けば三時間近く。汗だくだく。

「どんな言葉を選べば相手に伝わるだろうか」
「伝わらなかったと感じるのは自分の伝え方が足りなかったのかもしれない…」

相手を思っては内省を繰り返した数日。
どんな風に言葉にしていけばいいか悩むということについて
阿部さんはこんなふうに語っています。

-----
悩む時間こそ、貴重だ。それは、社会と自分、もしくは相手と自分の重なる気持ち
を模索する機会であり、どうすれば伝わるかを探求する時間でもある。
自分なりの考えをもって、諦めることなく言葉と向き合う。
そこにあるのは、葛藤という名の財産。
悩んだ結果、あなたから出てくる言葉は選ばれた言葉だ。
------

相手との重なる気持ちを模索し探求する時間!
そうかー!
こんなときこそ相手への優しさを忘れずに言葉を尽くすことが大切なんだと
「おひさまのようなニコニコ笑顔」の阿部さんに
そう言ってもらえたようで、うれしくて元気がでました。
汗もいっぱい出て、なんだかすっきり。
デトックス効果もあるのではこの本。

 

著者の阿部広太郎さんはコピーライター。
「ダイアログ・イン・サイレンス」日本初開催にあたり
アテンド募集の広告ポスターを作ってくださった方です。

打ち合わせで初めてお会いしたとき
大きな身体なのにとても繊細なセンサーの持ち主…と感じたのを覚えています。
私たちの思いや言葉のひとつひとつや、言葉のかけらまでもを
両手で大切に受け止め拾ってくれるかんじ。

 

阿部さんって本当に不思議な人で。
「おひさまのようなニコニコ笑顔」という
そのまんまの言葉がこれほどぴったりする人もなかなかいない
と私は思うのです。

 

そうして出来上がったのは
「コピー史上初の手話のコピー」。
後世に残すべき広告として2018年「コピー年鑑」にまで掲載されたってすごい…。
そんなエピソードはもちろんのこと、
阿部さんご自身の体験から生まれた
やさしくあたたかく心をつかむ「超言葉術」
第一章の自己紹介の仕方からつかまれっぱなしなのですが
それよりも何よりも、見方によって色んな色合いに変化する表紙のブルーが好き。

f:id:karinmatasumori:20200419193257j:plain