江戸川区清新ふたば小学校6年生対象の講演で

「バリアはあるのではなく、つくっている」という言葉が心に残りました。
確かに“初めてしゃべる人”や“何かをみんなの前で発表する時”など私は
「変に思われていないかな?」とか
「今の発言、大丈夫だったかな?」など思うことがたくさんあります。
けど、それは“自分じしん”がかってに思っているだけで
相手は何を思って感じているのか分かりません。だからこそ、バリアをなくし
自分の感じでものごとを終わらせるのではなく、
「自分から相手の事を感じとる」という大切なことに気づきました。
果林さんが言っていた通り、ものごとの見方を変えると世界が変わった気がしました。
私は笑顔をたやさずお話をしていた果林さんがとてもいんしょうてきでした。
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小学6年生のことばです。思いがしっかりとこもっているのが伝わります。
昨年12月、江戸川区清新ふたば小学校6年生を対象に講演をし、
感想文集が届きました。

ひとりひとりの筆跡が丁寧で、思考力と文章力の高さに驚きました。
感じたこと、考えたこと、何故そう感じたのか、なぜそう思ったのか
私の話を聞いて、自分の中で受け止め、
自分を省みて、丁寧に言葉に紡いでいく力が伝わってきました。
校長先生はとても笑顔が素敵な女性。
まるで初対面とは思えない印象で、色々な話を聞きましたが
校内のあちこちに、読書コーナーやおすすめの書籍が目につき
校長先生自らが朝礼で読み聞かせをするなど
日頃から読書週間の積み重ねがあるからなのでしょうか。

 

こんな感想も。
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コミュニケーションをとれるかとれないかというのは、
聞こえる聞こえないかではなくて、
その人同士にコミュニケーションを取ろうとする気持ちがあるかないかで変わるということが分かりました。
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「自分だからこそ」という言葉がとても印象に残りました。
私は今まで「自分はできないから仕方ない」と考えてきました。
でも、松森さんの一言で考え方が大きく変わって
「自分だからこそできること」はたくさんあると思いました。
もう自分と周りとの間にバリアを作るのはやめようとおもいます。
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最初はあまり楽しみじゃなかったけれど、
6時間目がおわるチャイムの音がなったときは、45分がとても短く感じました。
松森さんのお話で一番心に残ったのは「私の普通は耳が聞こえないことです」というところです。
以前国語の授業で「普通」とはなにかを考えるものがあったのですが、
松森さんの考えが、以前私が考えたときには思いつかなかったけれど、
とてもなっとくしてしまい、忘れていたことを思い出したような、
すっきりした気持ちになりました。

このすごい体験をすることができたのは、
松森さんがこのようなお話をしてくださったおかげです。
ありがとうございました。これからはこの体験をわすれずに、
私が無意識に作ってしまうバリアをなくして過ごしていきたいです。
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「〇〇だからこそ」という言葉が一番印象に残りました。
この一言で世界はいくらでも変わるんだなぁと実感できました。
一方的に物事を見るのではなく、色んな面を見ると発見が生まれてくる。このことって文だけだとあたりまえのようだけど、皆が一緒に生きている社会では、人への思いやりが含まれていると思いました。私は今後中学生となります。松森さんのように物事をいろんな面から見て、皆が楽しいと思う中学校生活を送っていきたいです
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「みんなちがって、みんな自由で、みんながこの世界の主役だと、話を聞いて考えました。
私の強みはまだ見つからないけれど、時間をかけて見つけていこうと思いました。
自分から最初に行動する人に私はなりたいです。」
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言葉に想いを込めて伝えていくと
想いが言葉となって伝わってくる。
こうして対話を深めていける。年齢など関係なく。

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