筑波山のラスボス


筑波山登山へ。
大学時代をつくばで過ごしたのに一度も登った記憶がない。
唯一あるとしたら、先輩方に連れられて真夜中のドリフト。
崖っぷちの山道から車ごと落ちるのではという恐怖は未だに忘れまい。


筑波山百名山のなかでもちびっこですが、
つくばをなめるなよと言われ登山靴履いて完全装備で。
筑波山神社から樹林を見上げながら進み、女体山頂付近はほとんど岩登り。
山頂からの眺めが最高だと聞いてましたが霞の春!
私が卒業した学舎も(もはや記憶も?)すべてが霞の中です。
そうして次はお隣の男体山へ。
こちらは緩やかに登頂。
昨年秋に、尾瀬至仏山奥多摩の三頭山とクリアし、久しぶりの登山でしたが、
筑波山、案外楽勝!
とほくそえんだのもつかの間。
本当の地獄は下山だったのです。


これまで数々の難関をクリアして登頂したのに、
下山時にまさかのラスボス登場!


ひたすらひたすら間隔の狭い階段地獄。
ちょこまかちょこまか降りてると、
一気に五段くらい飛び降りたくなるのを我慢。
(登山道でそんなことしたら大変なことになります)
さらに進むと木の根トラップ。
これでもかというくらい根っこがうねうねと地上を出たり入ったり。
足元を注意して見てると動いてるようにも感じるのですが気のせい?
岩場はつるんつるんに滑るし、
だんだんだんだんヒザの笑いが止まらなくなるのですよ。
ひざが笑う!
まさにそんな感覚。
カクカクカックンと、それに合わせて自分も笑っちゃうのですだめだもー。


予想通り、翌朝目覚めたら足が動かず。
太ももからふくらはぎまで、41年間史上最大の筋肉痛。
リビングに行くにも、台所に行くにも、トイレに行くにもカックンカックン。
駅の下りの階段、手すりにしがみつきながら一体何歳?みたいな。
なのにその週は一日おきに地方で講演。
「痛い痛い」と言わずには過ごせない数日。
四日目にしてやっと「スースーする塗り薬」を入手。
たっぷり塗って家を出たらまさかの満員電車。
スースーするにおいの凄かったこと‼‼