教育の現場でも音声認識アプリUDトーク

人の話しを音声認識するアプリ「UDトーク」は
私の日常生活のコミュニケーションを大きく変えました。
食事をする時などは、お箸をおいて筆談がメインだったのですが
専用のピンマイクを持ち歩き、相手にマイクを装着して話してもらえば、食事をしながらでも会話が楽しめるのです。
そんなUDトークが教育の現場でも活用されています。


https://book.mynavi.jp/macfan/detail_summary/id=56272


この記事で素晴らしいと思ったことが三つ。
一つ目は
聞こえない生徒と、親と、学校側が
どうすれば共に学校生活を送ることができるのか
建設的な対話を重ね、合理的な配慮を導き出す過程が書かれていることです。
それぞれが「困っていることを解決したい」という前向きな思いに
UDトーク開発者であり友人である青木氏が、うまく繋いでいます。



二つ目は、UDトークの良いところだけでなく、誤認識がある事実もきちんと書いているところ。
でも、誤認識が増えることで「教室がざわついてきた」空気が分かります。
授業中、集中し続けるのは疲れますが、時に雑談があり息を抜ける時間が分かるのはとても重要です。
また、誤認識を意識することで、話す方も話し方を注意することができ
結果的に分かりやすい授業の進行に繋がります。



三つ目は、あくまでも「本人の意思を尊重し、自ら選択」させているご両親の考え。
周りが勝手に決めつけることなく、自ら考え、選び、行動していくことは自立にもつながります。素敵なご両親です。
聞こえない子どもが生活し、学ぶとき、
手話、口話、筆談、要約筆記、ノートテイク、音声認識、その他あらゆる視覚的な情報で
自分に合う手段を、自分で選ぶことができる環境を作っていかなくてはと思います。