コブのせいで

学校から帰ってきた息子。

額にでっかいコブができている。
こんなでっかいコブは久しぶりに見た!
小さな頃は、転んだりぶつけたりしてコブなんてしょっちゅうだったが、五年生にもなるとさすがにコブを作ってくる機会はなかなかない。

見た目にもはっきり分かる大きな盛り上がり具合と、赤みに、一体どうしたのか尋ねた。

五時間目始業のとき、いつものように「起立!」
日直さんが号令をかける。クラス全員が立ち上がり、
続いて、「気をつけ!」
張り詰めた空気。「礼!」


ゴンッッ!!!


礼をしたとたん、物凄い鈍い音が鳴り響いたという。

そう、息子は礼をするときに、勢いあまって自分の机に思い切り頭を打ち付けたのだ。

「そんなマンガみたいなことが?!」
思い切り笑い転げた。
マンガかコントの世界だ。
何度も「ホントに?」「ホントに?」と聞き返して笑う私。


強打の痛みに耐えかね、担任の先生に説明し、保健室へいって頭を冷やしてもらったとか。保健の先生に理由を説明する様子を想像して更に私は笑い転げる。

部活のサッカー練習にもでたものの、コブが痛くてヘディングができなかったとか。それをやったら確かに痛いだろう。


さらに、五時間目の算数では、計算のスピードを競うテストがあったようだが、昨日よりタイムが遅かった。
わざわざ昨日の結果と、頭を打ったあとの結果を比べて見せて、


「頭を打ったせいでスピードが遅くなったんだよ!」と。


それは関係ないと思うのですが!