看脚下


週末久しぶりに実家へ。
山々は色づき、しんと冷え込む空気は初冬の香り。
歳が近いいとこが急逝したとの報せは、本当に突然であっけなく。
身内だけで静かに二日間を済ませまてきました。
お茶碗にまあるくてんこ盛りにしたご飯にお箸を立てる、というのを
久しぶりに見た気がします。
「枕飯」というとか。


人の死という、どうにもならない無力感を前にして涙を流すしかなくて。
でも、そうやって涙を流しながら、各々が自分の気持ちに向かい合い確かめていく。
決して悲しみを心の奥に押し込めてはいけない。
涙を流さないと人の心は黒く汚れてしまうから。
そうして少しずつ、自分の足元が見えてくる。
看脚下。
ゆっくり一歩一歩、気持ちを新たにスタートです。
今日は障害者政策委員会。