見えない友人ひやまっちの「盲点からのアプローチ」情報保障付き!

見えない友人ひやまっちの「盲点ハンター」!
絶対面白いぞ!手話通訳も文字通訳もご用意いただけるとのこと。
今からでも間に合います!
 
ダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンドを長年務め、
今はダイバーシティラボの首席研究員としてはたらく視覚障害者の檜山晃(ひやまっち)。
彼は生まれてこの方、視覚で物事を捉えたことはありません。
でも、彼が日頃「みている」世界を聞いてみると、私たちの日常に埋もれてしまいがちな、はっとする発見にあふれています。
自分だけでは見えない視点、見落としてしまうのが「死角や盲点」です。
見えないひやまっちの「盲点センサー」を、
アシスタントの季世恵ちゃんとオンライン上に集ったみなさんで共有し、
イノベーティブな発見を導くヒントを見つけていくプロジェクトがいよいよ、
11月11日にはじまります。
 
大人の方はもちろん、お子様のご参加も大歓迎!
みんなが「盲点ハンター」になり、日常を面白くしていくために。
ひやまっちへの質問・相談もお待ちしております!
ぜひのぞきにいらしてください。
 
<盲点からのアプローチ vol.0 >
盲点ハンター・檜山晃(ひやまっち)✖志村季世恵
【日時】2020年11月11日(水)19時~20時
【参加費】トライアルのため、無料
【お申込み】お申し込みの方にZoomアカウントをお送りいたしますので、事前にpeatixよりお申込みください。
【プロフィール】
◎檜山晃(ひやまっち/盲点ハンター・ダイバーシティラボ首席研究員)
1980年東京都生まれ。東京都在住。ダイアログ・イン・ザ・ダークに2002年からアテンドスタッフとして勤務。「横浜トリエンナーレ2014」や、Rhizomatiks Researchとアンリアレイジの協働により生まれた空間を知覚する服「ECHO」開発(https://research.rhizomatiks.com/s/works/echo/)、コロナ禍においてはダイアログ・イン・ザ・ダーク初のこども向けオンライン企画(https://www.fnn.jp/articles/-/25650)に携わる。趣味は野球観戦。ニックネームは「ひやまっち」。
◎志村季世恵(きよえちゃん/盲点ハンターアシスタント)https://www.kiyoe-s.com/ ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ代表理事ダイアログ・イン・ザ・ダーク理事。心にトラブルを抱える人、子どもや育児に苦しみを抱える女性をカウンセリング。また末期がんを患う方へのターミナルケアは独自の手法を以て家族や本人と関わり、その方法は多くの医療者から注目を浴びている。1999年からはダイアログ・イン・ザ・ダークの理事となり、発案者アンドレアス・ハイネッケ博士から暗闇の中のコンテンツを世界で唯一作ることを任せられている。活動を通し、多様性への理解と現代社会に対話の必要性を伝えている。

2022年を最終目標の年として、すべてのCMに字幕付与が可能に。

【2022年を最終目標の年として、すべてのCMに字幕付与が可能に】
(9/18字幕付きCM普及推進協議会「字幕CM普及のロードマップ」より)
日本民間放送連盟日本アドバタイザーズ協会JAA)、日本広告業協会(JAAA)
それぞれが利害関係を超えて協議をしてくださったおかげです。
それらを後押ししてくださった総務省聴覚障害の仲間たち、プロジェクトメンバー、関わってくれたすべての皆様に心から感謝を申し上げます。
テレビ番組の字幕は増えていくのに、CMにはなぜ字幕がないんだろう。
そんな素朴な疑問を持ったのはメディアデザインを学んだ大学生の頃。
「ヒット商品はCMが生み出す」。
人気のある俳優やアイドル
耳に残るメロディーや美しい景色
心に響くキャッチ・フレーズ
CMは沢山の人の心をつかむために、様々な工夫が凝らされています。
なのに、聞こえない私たちには伝わってこない寂しさ。
 
2006年より、国際ユニヴァーサルデザイン協議会「CM字幕プロジェクト」にて
「CMにも字幕を」と仲間と共に本格的な活動を始めました。
広告主、広告代理店、放送局、制作会社、総務省などに働きかけましたが
CM字幕の必要性が知られていないこと、予算や設備などの環境整備、法整備などの課題が見えてきました。
「CM?見ればわかるでしょ?」とけんもほろろ
そこで、ニーズ調査をしたり、関係団体との情報交換や勉強会やセミナーを繰り返し
地道な活動をする中で、当事者団体も含め応援者が増えていきました。
2010年、パナソニック株式会社が日本初の字幕付きCMに挑戦。
総務省、ライオン、花王と後に続きます。
2014年、総務省が「CM字幕検討会」を立ち上げ国の検討事項となり
冒頭のロードマップを発表した「字幕付きCM普及推進協議会」が発足
2015~2017年、一社提供枠だけでなく複数社提供枠でも字幕付きCMのトライアル放送が可能となり少しずつ増えていきました。
当時熱心に協力をしてくれた花王株式会社が総務大臣賞を受賞されたのも大きな後押しとなりました。
2018~2019年、私たちはCM字幕のアンケートを行い1,247名もの回答が得られました。
CM字幕関連の調査では非常に大きな回答数です。
オリパラ開催国として、オリパラ関係のCMを知りたいという声が多くありました。

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10月13日に開催された「第6回字幕付きCMセミナー」では
これまでの取り組みと、アンケート結果をもとに、
CM字幕の現状「0.3%」という数字の紹介もしました。
2020年現在、ローカル局も含めて約600の番組が放送されています。
その中で、字幕付きCMを放送しているのは22番組。
主な広告主282社中の15社が字幕CMを放送しているだけで、
その実施率を計算すると「0.3%」となるのです。
この現実を知っていただき、0.3%を少しでも大きくするために
生活者の声を共有し、みんなで考えていきたいと伝えました。
「誰も取り残さない社会づくり」をリードする役割が放送にあるからです。
それがSDGsの理念、持続可能で多様性と包括性のある社会の実現につながるからです。
そして最後に、こうも付け加えました。
「言語である手話もあり、字幕もあるテレビ番組、CMの放送を期待しています」と。
セミナーはオンラインで開催。
総務省地上放送課・金子裕介課長補佐からは「これまでの視聴覚障害者への放送政策」について。
JAA電波委員長であり、字幕CM普及推進協 運営委員長の小出誠氏からは
冒頭の「字幕CM普及のロードマップ」について丁寧な説明が。
これまで何度も「できない理由のひとつ」であった
字幕の文字が次のCMにかぶさると放送事故となる懸念について
「CMの映像と音声が流れていれば放送事故とは考えず、補償は求めないことを申し合わせました」と
小出さんはきっぱりと、でも熱のこもった口調が印象的でした。
CMの放送では、はじめと終わりの1秒ずつ字幕表示がカットされる信号があるため
そのような放送事故はほぼ100%発生しないのです。
技術の高さへの信頼を前提とした申し合わせです。
このロードマップ説明を受けて、
民放連・永原伸専務理事 字幕CM推進協 運営委員は
「3団体がこぎつけたロードマップ。これから字幕付きCMが増えてくると、
新たな課題も出てくるはず。それをしっかりと検討し、着実に進めていきたい」と
今後の期待と決意を最後のあいさつで締めくくり、終了となりました。
講演者3人で1時間15分。
オンライン開催で申込者数は600人を超えたと聞き驚きました。
昨年までの対面では340人でしたから約2倍。
全国から参加できるのがオンラインのメリットでもあるのでしょう。
CMに字幕をつけられない理由が長い時間をかけて、ひとつふたつとなくなっていきました。
現在22社の広告主が字幕付きCMを放送していますが
今後は、もっと増やしていくための方策が必要になってきます。
引き続き、応援していただけると嬉しいです。
 
以下は印象に残ったアンケートから。
〇今回のセミナーの中で松森さんの講演が一番刺さりました。字幕CMの必要性を強く感じました。字幕付きCMがSDGsの実現にもつながり、企業価値も上げると理解できた。
〇「情報格差」という言葉の解像度が上がったと感じました。
聴覚障害がある人も消費者として情報に触れることができるよう、
字幕・手話が当たり前に選べる環境になるといいなと思います。
2019年からのアンケートはとても貴重な情報で、勉強になりました。
〇松森さんの取り組みが、長年にわたることに驚いた。
また、聴こえていた時のCMソングの記憶が時を経た今も記憶に残っているという話は、とても印象的だった。CM字幕普及させ、聴覚障害や難聴の方にも商品・サービスの情報をしっかりと伝えることが、新たなマーケティングになるという点も、自分自身、今までそういった発想がなかったので新たな気づきだった。情報取得の格差ということも、こういった技術でよりフラットにすることを目指せるのであれば、やはりこれから着実に推進していくべきだと思った。
〇非常に説得力のあるご講演でした。
「マイナスからゼロになる」とのご指摘は胸にささりました。
〇短時間の中で、大切な情報をわかりやすく、また具体的にご説明いただき、大変ありがたかったです。
アンケート結果の見せ方も大変分かりやすく、字幕放送と消費行動との関係性を知れたことは、大きな収穫となりました。この情報を、周囲にも伝えていきたい
〇大変な状況ながら懸命に各団体に働きかけを熱く行っている松森様に敬意を表します。
必要としている人の中には、現状をご理解されず過激に主張される人も多い中、松森様は現状を良く分析理解され、解決策を一緒に探って向上していこうとする穏やかな方針なので共感いたしました。
〇22年に向けての感謝の言葉をいただき、採用広告主数の増加を図らねばと身が引き締まる思いでした

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手話通訳&字幕付落語「らーめん屋」

字幕&手話通訳付き落語でご活躍の佐田明さんより
占子の兎「らーめん屋」動画が届きました。

https://www.youtube.com/watch?v=fptJUCQa2Ts&t=2312s&fbclid=IwAR3WuFfSF0patXf08nv4CwYReQqZM6kyxg0DD0kjTJda13tEFm38ZvrieRg

 

東京都の支援プロジェクト「アートにエールを!」に掲載された
「占子の兎」の人気コンテンツ「座布団劇場」は、
ソーシャルディスタンスをとりながらでも成立する、新しいスタイルの演劇だそうで。
特に人気の高い「らーめん屋(25分程度)」を三密を避けた状態で撮影、公開したものですが
ろう者や難聴者も一緒に楽しめるようにと
29分ごろから『手話通訳&字幕付「らーめん屋」の映像』(2018年10月上演)が見られます。
冒頭では、これまでの経緯を佐田さんが手話前説もしております。

劇場から足が遠のいている人も、これなら家にいながら手話通訳&字幕付き落語を楽しめますね!

 

 

手話通訳&字幕付落語「らーめん屋」

字幕&手話通訳付き落語でご活躍の佐田明さんより
占子の兎「らーめん屋」動画が届きました。

https://www.youtube.com/watch?v=fptJUCQa2Ts&t=2312s&fbclid=IwAR3WuFfSF0patXf08nv4CwYReQqZM6kyxg0DD0kjTJda13tEFm38ZvrieRg

 

東京都の支援プロジェクト「アートにエールを!」に掲載された
「占子の兎」の人気コンテンツ「座布団劇場」は、
ソーシャルディスタンスをとりながらでも成立する、新しいスタイルの演劇だそうで。
特に人気の高い「らーめん屋(25分程度)」を三密を避けた状態で撮影、公開したものですが
ろう者や難聴者も一緒に楽しめるようにと
29分ごろから『手話通訳&字幕付「らーめん屋」の映像』(2018年10月上演)が見られます。
冒頭では、これまでの経緯を佐田さんが手話前説もしております。

劇場から足が遠のいている人も、これなら家にいながら手話通訳&字幕付き落語を楽しめますね!

 

 

映画鑑賞の「アタリマエ」を考える。聴覚障害者用字幕付き動画アップ

「一緒に楽しみたい」はあらゆるバリアを超えあらゆるアタリマエを超える。

 

先月実施した超福祉展での、Palabra株式会社さんのオンラインシンポジウムの

動画編集版がアップされました。
もともとシンポジウムでは、自動字幕があったのですが
誤認識があっても修正がない状態で配信されていました。
今回は、Palabraさん自ら聴覚障害者用字幕を再編集されての配信です。
配信後も丁寧な対応に脱帽です。

「伝える。
 つなぐ。
 世界がひらく。」
これをコンセプトとされているPalabraさんだからこそ。

見逃していた方、どうぞご覧くださいませ!

https://youtu.be/gpVDfO5NRKI

 

<主催> Palabra株式会社

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「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」

  • 日時:2020年9月2日(水) 〜 9月8日(火)11:00〜20:00
  • 開催形式:渋谷ヒカリエ8FよりLIVE配信

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『井戸端手話の会』海外向けNHKでも放送!(10/5~6)

ニューノーマルなコミュニケーションとして
『井戸端手話の会』海外向けNHKでも放送!(10/5~6)
6月のNHKおはよう日本」で「Withコロナ 生活に役立つ手話」コーナーで、井戸端手話の会の愉快な仲間たちが、ベリーダンスレッスンやテレワーク、距離をとった会話で、手話を上手に活用している例が紹介されました。
その番組が海外向けのNHK worldで10月5日、6日と連続12回も放送されています。
<放送枠>
NHKワールドの特集番組『In Depth』
<放送予定>全12回!
10月5日 9:15~、10:15~、11:15~、12:15~、13:15~、19:15~ 23:15~
10月6日 0:15~、2:15~、4:15~、6:15~、7:15~
合わせて番組HPのOn Demand で
初回放送から24時間の間、視聴可能
「Idobata sign language circle」は『In Depth』の5:22頃から。

視覚障害者・聴覚障害者対象、コロナ禍における「新しい生活様式」に関するアンケート

コロナ禍における「新しい生活様式」下での視覚障害者・聴覚障害者の課題・機会・可能性に関するアンケートのお願いです。
 
新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言が解除され
約4か月余りが経過しました。
この間、コロナ禍での「新しい生活様式」への移行が進み、
生活も大きく変化したことと思います。
そこで、視覚障害者・聴覚障害者とともに
ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」のソーシャルエンターテイメントを運営するダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(以下、DJS)では、
2020年4月の緊急実態把握に引き続き、
「だれもが置いてきぼりにならない」新しい生活様式の提案を行うべく、
現状把握アンケートを実施致します。
【政府が提案した「新しい生活様式」】
 
アンケートは7~8分で終了します。10月9日(金)20時締切です。
なお、いただいたアンケートは集計後、記者発表を行い、
その実態と当事者からの提案を広く社会に発信します。
また、浮かび上がった課題と可能性は、
対話の機会をダイアログミュージアム「対話の森」(https://taiwanomori.dialogue.or.jp/ )やオンライン上に設け、
ニューノーマルについて多くの方と知恵や工夫を考え
対話しながら解決していきたいと思います。
 
回答ご希望でgoogleフォームでの入力が難しい場合には、
事務局にお問い合わせくださいませ。
メールフォームを別途お送りいたします。
なお、いただいたアンケートの内容は、統計的に処理され、
情報公開をする場合は個人を特定されない形で公表されます。
ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。
 
【ご回答期限】10月9日(金)20時
【お問い合わせ先】
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ 事務局
info@dialogue-japan.org