歳をとったという実感。

女の子だけの卒業パーティがこんなに華やかだとは!
私が講師をしている実践女子短期大学の卒業パーティが新宿のホテルで行われた。
講師とはいえ、今年度後期から着任したばかりの立場なので参加を迷っていたが思い切って申し込んでみた。
私が担当しているのは社会福祉論2〜手話への招待〜という講義だ。
日常会話程度の手話の習得と、聴覚障害について教えてきた。
毎週毎週の講義とは違って、華やかなドレスに身を包み輝かしいことこの上ない。
嬉しいことに、この卒業パーティのために手話通訳を用意してくださり、学生自身も司会進行や、自己紹介のときなど、たびたび手話を使って「一緒に楽しむ工夫」をしてくれた。
感動のあまり、泣けてしまった。
参加して本当に良かった。

先日の母校である筑波技術短期大学の卒業式とはまた違って、自分が教えた学生たちを送り出すというのもまた感慨深いものである。
さらに彼女たちを見ていて、なんだか

「歳をとったなぁ〜…」と実感。

大人になったというのではなく、ただ「歳をとったという実感」なのだ。
この実感も妙に感慨深いものであったが、自分のことはともかく、卒業する彼女らの輝く未来を心から願っている。