トイレでテレビ!?

karinmatasumori2009-02-26

昨年から仕事で、羽田空港に行く機会が多い。
空港内のトイレ個室に、小さなテレビがついたのをご存知だろうか?女子トイレの個室には全部ついているようだ。


設置されてしばらくは、「調整中」と張り紙があり見ることができなかったが、私はこの画面に空港内での大切な情報が流されるのだろうと想像していた。

例えば、飛行機の遅延情報やフライト情報、呼び出し放送や迷子の案内放送など。
空港内には色々な音声情報が流れているが、聞こえないと気付けないことも多い。
そのため、機会があるごとに音声情報と同じ情報を視覚的にも提供して欲しいと提案していた。
それが、トイレの個室という空間内でも情報が得られるなんて、素晴らしい!!

そう思っていた。


一ヵ月後、また羽田空港を訪れたときにトイレに入った。


便座に腰を下ろしたとたん、私の目に飛び込んできたのは、


「オレだよ!オレオレ!」というキャプションが映し出されたテレビの動画。
思わず、ダレッ!?と、ひとり振り返ってしまった私。


以前調整中だったテレビ画面には、「オレオレ詐欺にご注意!」のCMが繰り返し流されていたのだ。
しばらく個室にこもり、テレビ画面を見続けていたが、オレオレ詐欺のほかに流れるのは宣伝のCMばかり。
合間に、お忘れ物のないように…などと出てくる。

そこまでして宣伝しなくてはならない内容なのか?
もっと、他にも伝えるべき重要な情報があるのでは?
せっかくのテレビモニター、有効に使って欲しいと思うのは私だけではないだろう。
ちょっと残念だなぁと思いつつ、先日もまた羽田空港のトイレを利用する。


もう、「オレオレ」攻撃にも全然驚かない。それよりも、
野球の古田選手が、「僕の夢は…」とさわやかな笑顔で夢を語ってくれた。
こちらは下半身丸出しなのに、こっぱずかしいことこの上ない。