5社でCM字幕!

karinmatasumori2011-03-07

3月5日、日テレの耳の日特番「今井絵里子なんくるないさぁ」という番組、ご覧になりましたか?
SPEEDの今井絵里子さんのお子さんは生まれたときから耳が聞こえません。
音楽を職業としている母親が、それを受け入れ様々な人とのかかわりを通して子育てをしていくドキュメンタリー。
音楽をあきらめず、一緒に楽しむことを模索し、仕事と障害のある子どもを育てる日常を
「それが私にとっての普通だから」と爽やかに言い切る姿に共感しました。


障害を扱う番組って、やたらと「障害があるとかわいそう」「助けてあげなくてはならない存在」そんな雰囲気が強調されがちですが、この番組はとっても自然で、障害なんて結局は環境が作り出しているものだったり、自分自身の中にあるものだったりするんだと、改めて実感しました。


さて、そんな爽やかな番組とともに注目していたのは、提供スポンサー五社がCMにも字幕をつけて放送をしたこと。
東芝、ライオン、アートネイチャー、朝日生命保険トヨタ
中でも、東芝やライオンは、字幕の位置や画面の雰囲気にも工夫されていて、とっても自然。
字幕がCMを汚すとか、商品名にかぶさる可能性があるからと、否定的な意見も多かった中、ちょっと工夫をすればこんなに自然にできることを証明してくれた気がします。


個人的にインパクト強かったのは、アートネイチャー!

『ヌードファインは装着すると透明になる素材を使っています』

なるほど!
生活に密着したCMではないけれど、大切な情報を伝えているのですね!笑

ちょうど一年前は、日本で初めてパナソニックがCM字幕のトライアル放送で話題になっていた頃。
この一年で、多くのメーカーがトライアルに挑戦し、
「CMに字幕なんて…」という考え方から
「CMにも字幕があったほうが…」という雰囲気に変わりつつあります。
一年後はどんなふうになっているのでしょうか。
アメリカでは、「CMに字幕がない企業リスト」なんていうのがあるらしいですが、作ってみたいですねこんなの!