当たり前のようでいてかけがえのない喜び

karinmatasumori2011-09-12

「あたりまえが、あたりまえに」
言葉にすると、いとも簡単なことのように思えるが、実は一番難しかったりする。


どんな視聴者にも同じ情報を届ける。
これが、テレビを含めてメディアの役割。
あたりまえのようなことだが、見えない、聞こえないという情報障害者にとってはそれが難しい。


株式会社花王がCMに字幕をつけるトライアル放送をしている。
花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス2011」
(フジテレビ系列/毎週日曜日21:00〜21:55)
最終回まで

ドラマそのものに字幕がついているのは当然だが、番組内でのCMすべてに字幕がついている。

音声情報を字幕にすると、結構な情報量で一度で読み切れないこともあるが、CMって繰り返し放送するもの。
何度も見ていると、自然と視覚情報としてインプットされる面白さ。

また、字幕というと画面の下だけでなく映像や内容によっては、上についたり、ど真ん中に居座ったりという遠慮のない字幕も多い。
しかし、今回のCMはすべて読みやすい!と思えたのは、おそらく字幕が下の位置に固定されているからだと思う。
他のキャプションにかぶさることなく視線を上に下にと動かすストレスも少なく、自然と読めるような気がする。

ご覧になったかた、ぜひとも下記アンケートフォーム
http://deafmie.cocolog-nifty.com/blog/files/kao.pdf

をダウンロードし、花王宛に直接送ってみてくださいね。
FAX 03−3660−7620
締切は9月16日(金)
参考URL(花王ホームページより)http://www.kao.com/jp/corp_csr/topics/csr_20110826_004.html


沢山の声が集まれば、それはきっとトライアルだけで終わらず、継続したCM字幕の放送に繋がる。
さらには、他のメーカーも後に続いていくだろうし、時間がかかっても
「あたりまえのようでいてかけがえのない喜び」に繋がっていくのだと思う。