正月も明けたころ、息子が宿題の書初めをやっていた。
「青雲の志」
雲よりもはるかに上にある青空のように、立身出世により高い地位に登っていこうとする意志や気概を表す。
新年にふさわしい清々しい言葉だ。
「しっかり志を込めて書くように」
とだけ言い残して私は買い物へ。
見ているとあれこれ口出ししたくなってしまうが分かっているので。
帰宅すると、力強くなかなか良いものができていた。
夕食時、「青雲の志」の意味を聞いてみた。
「青い雲なんてないでしょ?」
ハイ、確かに。
「だから青い雲のように現実にはあり得ない珍しいものを掴もうとか、目指してやるという強い気持ちのことだよ。」
………なるほど。
なんとなく、心意気だけは伝わってくるが
雲をつかむような話です。笑