ブロードウェイミュージカル
今年三度目は「ファインディング・ネバーランド」
ジョニー・デップ主演の映画になったピーターパン誕生の物語。
光と影を効果的に演出した
美しい美術や映像・イリュージョン、
子役の3人と、ナナという犬(真っ白でふさふさででーっかい!!)の愛らしいこと!
更に字幕もあるので目がいくつあっても足りない!
素晴らしいのは、“想像力”の描き方。
子どもたちが空を飛ぶ想像のシーンでは、上から吊るすのではなく人間が持ち上げて動き回る。
子どもにライトが当たるので本当に飛んでるみたい。
キーワードとなる「想像力」は目の前の現実からちょっと離れ、自由になれる。
だから、心の痛みを抱えたり、厳しい現実を生きぬく大人にだって必要。
愛する子どもたちの母親の旅立ちは、
竜巻のような風が吹き上げる中、フェアリーパウダーがキラキラと舞い上がり
夢か現かわからぬ光に満ちた圧巻の美しさ。
母親のガウンがふわふわと
いつまでもいつまでも光の風に浮く様子は涙が止まらず。
舞台ってすごい!!
今回は家族での観賞。
大学受験に向けて、息子は自分で自分の道を選択していかねばならないとき。
何度も話し合いぶつかり合い、
そんなタイミングだったからこそ
「信じること」
「手を離すこと」
「いつでもあの星を頼りに帰っておいで」
といった言葉が直球で感情を揺さぶってきました。