欧文印刷株式会社主催のUDセミナーでの講演

欧文印刷株式会社主催のUDセミナーでの講演。
自粛ムードが相次ぐ直前の開催とはいえ
欠席者も多いのではと案じていましたら、満席でびっくり。
印刷、交通、飲食業、教育、店舗、建築、家電、エンターテインメントなど
多種多様な顔ぶれです。
「マスクをしていると聞こえない私たちにとっては表情が見えずに不安になります。
だから、マスクをしていても私に伝わるくらいの表情で反応してくださいね!
うんうんと頷くだけでも、伝わったことが分かる方法の一つです!」と
講演前に、マスクがもたらす影響や、それに代わる方法を伝えてみました。
そうしたらみなさん表情がとっても豊かで目がキラキラと
リアクションも大きくて、私自身も楽しい時間を共有できました。
意外だったのは、聴覚障害者のほか
視覚障害のある方が約10名ほどもいらっしゃったことです。
そしてその全員が私に直接声をかけてくれたのもうれしかったです。

欧文印刷株式会社といったら、透明の美しい点字や触図の印刷が有名です。
そして、私たち聴覚障害者が筆談をするときに
魅せたくなるデザインのノート型のホワイトボード「ヌーボード / nu board」は
一般のビジネスマンにも大人気だとか。
そんな印刷のユニバーサルデザインの普及に熱心だった山崎さんから
講演の打診をいただいたのが、昨年の春。
夏にはダイアログ・イン・サイレンスに参加してくれました。
講演は11月に決め、メールで打合せ日時と場所を決めた翌日です。
山崎さんの訃報の連絡が届いたのは。
昨日まで、数時間前までやり取りをしたメールを何度も読み返し、言葉を失いました。
そのために延期になった講演が、やっと実現できたのです。
山崎さんに届くようにと、祈りを込めての二時間でした。
わたし自身がユニバーサルデザインを人生のテーマにしたきっかけや
大学時代のディズニーランドでのバリアフリー研究からエンターテインメント
公共交通機関のハードとソフト、テレビCMや映画
コミュニケーションや子育て、地域とのつながりのUDまで。

参加者のアンケートや、講演後にたくさんの方に声をかけていただき
その中でも嬉しかったのはこれです。
『全員へのまなざしが温かく安心感があって心地よかったです』
『話すテンポ、話し方、表情、目線なども勉強になりました』
『松森さんのように、様々な情報を
仕事として障害者本人が伝えられるようになるにはどうしたら良いのか
色んな人を巻き込んで考えたい』

参加してくださった方々の心に一つでも留まるものがあったら嬉しいな.
山崎さんに一番聞いてほしかったな。

今回の情報保障は、手話通訳とUDトーク音声認識による文字表示です。
UDトークを担当してくれたのは、株式会社19。
視覚障害者2名で設立したデザイン会社。
今回は、代表取締役の安藤さんが私の話を
教室の隅のほうでリスピークし、音声認識させていました。
私の手話が見えないと、リスピークにもタイムラグがあるかな…と思いきや
安藤さん、耳がずばぬけて良いので、私の高くて細い声でも
正確に聞きとり抜群の滑舌で正確な音声認識
見えない聞こえないコンビってやっぱりすごい。
素敵な企画をしてくださった欧文印刷さん、ありがとうございました!

欧文印刷株式会社
https://obun.jp/

株式会社19
http://archalle.co.jp/index.php

ノート型のホワイトボード「ヌーボード / nu board」
https://www.facebook.com/keserushi/

 


自粛ムードが相次ぐ直前の開催とはいえ
欠席者も多いのではと案じていましたら、満席でびっくり。
印刷、交通、飲食業、教育、店舗、建築、家電、エンターテインメントなど
多種多様な顔ぶれです。


「マスクをしていると聞こえない私たちにとっては
表情が見えずに不安になります。
だから、マスクをしていても私に伝わるくらいの表情で反応してくださいね!
うんうんと頷くだけでも、伝わったことが分かる方法の一つです!」

 

講演前に、マスクがもたらす影響や、それに代わる方法を伝えてみました。
そうしたらみなさん表情がとっても豊かで
リアクションも大きくて、私自身も楽しい時間を共有できました。

意外だったのは、聴覚障害者のほか
視覚障害のある方が約10名ほどもいらっしゃったことです。
そしてその全員が私に直接声をかけてくれたのもうれしかったです。

 

欧文印刷株式会社といったら、透明の美しい点字や触図の印刷が有名です。
そして、私たち聴覚障害者が筆談をするときに
魅せたくなるデザインのノート型のホワイトボード
「ヌーボード / nu board」は一般のビジネスマンにも大人気だとか。

そんな印刷のユニバーサルデザインの普及に熱心だった山崎さんから
講演の打診をいただいたのが、昨年の春。

夏にはダイアログ・イン・サイレンスに参加してくれました。

講演は11月に決め、メールで打合せ日時と場所を決めた翌日です。
山崎さんの訃報の連絡が届いたのは。
昨日まで、数時間前までやり取りをしたメールを
何度も読み返し、言葉を失いました。

 

そのために延期になった講演が、やっと実現できたのです。
山崎さんに届くようにと、祈りを込めての二時間でした。

わたし自身がユニバーサルデザインを人生のテーマにしたきっかけや
大学時代のディズニーランドでのバリアフリー研究からエンターテインメント
公共交通機関のハードとソフト、テレビCMや映画
コミュニケーションや子育て、地域とのつながりのUDまで。

参加者のアンケートや、講演後にたくさんの方に声をかけていただき
その中でもちょっと意外で嬉しかったのはこれです。

 

『全員へのまなざしが温かく安心感があって心地よかったです』
『話すテンポ、話し方、表情、目線なども勉強になりました』

こんな声も。

『今回の松森さんのように、様々な情報を
仕事として障害者本人が伝えられるようになるにはどうしたら良いのか
色んな人を巻き込んで考えたい』

参加してくださった方々の心に一つでも留まるものがあったら嬉しいです。
山崎さんに一番聞いてほしかったなぁ。

 

今回の情報保障は、手話通訳とUDトーク音声認識による文字表示です。
UDトークを担当してくれたのは、株式会社19。
視覚障害者2名で設立したデザイン会社。
代表取締役の安藤さんが私の話を教室の隅のほうでリスピークし、
音声認識させていました。
私の手話が見えないと、リスピークにもタイムラグがあるかな…と思いきや
安藤さん、耳がずばぬけて良いので、私の高くて細い声でも
正確に聞きとり抜群の滑舌で正確な音声認識
見えない聞こえないコンビってやっぱりすごい。

素敵な企画をしてくださった欧文印刷さん、ありがとうございました!

欧文印刷株式会社
https://obun.jp/

株式会社19
http://archalle.co.jp/index.php

ノート型のホワイトボード「ヌーボード / nu board
https://www.facebook.com/keserushi/

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