羽田空港にて対面での研修再開!

羽田空港にて対面での研修再開!

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羽田空港の管理運営をする日本空港ビルデング株式会社では
全グループを対象とし、手話の推進活動に積極的です。

目的は、聴覚障害への理解を深め、手話を知ることで
豊かなコミュニケーションにつなげること。
担当するCS推進部スタッフが難聴当事者なのも嬉しい。
昨年はコロナ禍で開催できなかった研修、再開。

「マスク時代を先駆ける!
 今日から使える手話と多様なコミュニケーション」として

コロナ禍に即した内容です。
距離をとり、定員を少なくし、コロナ感染対策を万全にし
研修内容を考えて構成する準備は大変ですが
一緒に講師をする手話通訳士のカヨさんと、
完成に近づけていくプロセスはとても楽しくて。

終了後は、空港の展望デッキで飛行機を見ながら反省会。
飛行機飛び交ううるさい場所で反省会ができるのも手話のおかげ。
東京はまだ緊急事態宣言下、
空港内でもアルコール提供が一滴もないのでお茶を飲みながらです。

「手話についての知識だけではなく、ワークがあって
皆さんで一緒にやることができて、とても楽しかったです。
実際にやってみるとできるんだ!と思うこともできてよかったです。
検定取得に向けて頑張ります!」

ユニバーサルデザインのお話では、
相手の立場から見た視点を取り入れることで、
理解が深まるコミュニケーションをとっていけると、
手話も普段のコミュニケーションも共通することだなと感じました。
ワークを交えながら、あっという間にたくさんのことを学ばせていただける素敵な研修でした。」

こんな感想をいただき、次はもっとアップデートして頑張ろうと思えます。
オンラインの研修にも慣れたけれど
やはり、参加者の反応と笑顔と何よりもその場の温度感を
共有できるのは対面だからこそ。

コロナ感染対策をしっかりしながら、楽しみたい。

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空港内のあちこちに筆談用具が目立つところにあるのも嬉しい!

門秀彦さんのオブジェが対話の森に!

ダイアログ・イン・サイレンスの手話イラストやデザインをお願いしている
門秀彦さんのオブジェが2点
ダイアログミュージアム「対話の森」に展示されました。

ひとつは「ありがとう」の手話オブジェ。

ダイアログ・イン・ザ・ダークで働く
見えないスタッフたちにも楽しんでもらえるようにと、
立体的になっています。

門さんの気持ちが伝わります。
見て触って楽しめるオブジェは、何度みても楽しく、
インスタスポットになりそう!

もうひとつはスイッチのオブジェ。

「DIALOGUE」

「SMILE」

「RELAX」

この3つがONになっています。

対話の森でスイッチオンしませんか?
このオブジェを写真に撮るならどんなポーズでいきますか?
色使いも楽しく、カラフルな対話の森にピッタリな門さんの作品、
ぜひ見に来てください!

声をオフにして上のスイッチを全開にする
「ダイアログ・イン・サイレンス」当日券あります!
ご予約はコチラから。
医師の指導のもと、感染対策を万全に工夫しながら運営しております!
門さんデザインのグッズも沢山あります!

https://taiwanomori.dialogue.or.jp/

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「すべての葉を失っていくようだ」

 
 「妙なことばかり起こる」と
自分の「確かさ」が揺らぎ
現実と幻想の境界が曖昧になっていく認知症の父親という視点。
アンソニー・ホプキンスの『ファーザー』。
静かに始まる序盤から
自分の知性が侵食されていく自らの変容に気づきつつ、
その恐怖や不安を、
怒りや強がりに変える姿は
なんだか見てはいけない姿を見てしまったように目をそむけたくなることも。
同じ部屋が繰り返しうつされるのに、
少しずつどこかがちがう。
主人公と同じ違和感を覚えつつ終盤の

「すべての葉を失っていくようだ」

という場面は
アンソニー・ホプキンスの圧倒的な演技に
ただ茫然と観ているしかなかった。
一緒に観た息子いわく
「最後の無防備な子どもにかえったような話しぶりの変化とか、引き付ける力がハンパない」
 

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「それ、勝手な決めつけかもよ?」!

「それ、勝手な決めつけかもよ?」
どきっとするタイトル。
コピーライターの阿部広太郎さんから届いた新著。
 
時間の流れは変えられないけれど
イマココの自分の「解釈」の仕方を工夫すれば、
過去も未来も変えられる、という。
他人に、世界に振り回されることなく
自分の人生の主人公となるための
「解釈の練習」への招待という一冊なのかな。
 
丁寧な手紙と、懐かしい折り方に阿部さんの人柄を感じます!
サインに添えられたメッセージは
「解釈は自由への翼」。
思い出したのは、阿部さんが作ってくれた
ダイアログ・イン・サイレンスのキャッチコピー

『言葉の壁を超えて人はもっと自由になる』。

4年目となり「自由」の意味が深く広がることを感じています。
この本からはどんな自由がうまれるんだろう。
読むのが楽しみな一冊!!
阿部さん、ありがとうございます❗