路頭に迷った牛?!

karinmatasumori2008-08-13

昨日紹介した真っ白な牛は、息子の緻密な計算により立体迷路と化したのだ。
顔の正面、鼻から「START」。


頭上を巡って右足背中、左足にお腹、お乳をぐるっと周って後ろ足やらお尻、そして目指すは尻尾の「GOAL」。
ものすごい集中力で描きこんでいる様子を見て、進行をつとめていたお笑い芸人さんが一言、


「職人技!」


これぞ名牛ならぬ迷牛。
迷いに迷って思わずうなってしまう。
「も〜〜っ」
背中の星がまぶしい。



実はこの脳みそのような内臓のような迷路、小学一年生頃から好んで描き始めていた。
担任の先生との面談の時に、外で遊べない雨の日の休み時間は、ひたすら迷路をつくっている。といわれた。

一年生の時の自由帳を広げると、うにょうにょうにょうにょとまるで曼荼羅のような迷路がつづられている。
一ページで終わるものもあるが、大作になると二ページ三ページと続くのだ。
かすかなめまいすらしてくる。
三年生になった今でも、時々自由帳に大迷路が繰り広げられることもある。平面だけでは飽き足らず、ついに立体迷路を完成させて周囲を迷わせ、惑わせていた息子。


これはきっと、彼の人生の縮図なのかもしれない。