お盆休みの間、息子の宿題チェックをした。
夏休みに入ってから自分で計画をたて、意外にも午前中はしっかり机に向かうことが多かったので成長したな〜とその後姿を眺めていたものだ。
毎日頑張っていたもんね、
そろそろ宿題も終わりに差し掛かる頃でしょう。
計算ドリル、漢字ドリル、それぞれを見て思わず声が漏れる。
「え………?!」
全然進んでいないんですけど…。
今までやっていたのはなんだったのかというと、通信添削講座の「チャレンジ」通称赤ペン先生。
「チャレンジはほとんど終わったよ!」と誇らしげな息子。
「チャレンジと、学校の宿題はどちらが大事でしょうか?」問う私。
「大事なのは学校の宿題だけど、チャレンジは毎月締め切りがあるでしょ。締め切りを守ることも大事。」
たしかに…。そうなんですが。
バランスよく、勉強をすることは大事だが、「夏休みの優先度」を考えると、やっぱり「宿題が先」だろう。
よくよく確認をしなかった私もワルイ。
自分が幼かった頃の、8月31日の悪夢が瞬時に蘇ってきた。
残り二週間。二週間でこれを終わらせるためには、一日何ページやったらいい?
縦長のドリルを恨めしげに数え始める息子。
「いちま〜い、にま〜い、さんま〜い…」
番町皿屋敷か!
私は子どもの頃から「ドリル」がキライだった。「ドリル」という響きもいやな感じがしないか。
大人になり、そんなドリルから解放されたと思っていたのだが甘かったようだ。
ドリルとの格闘の夏休み後半を迎えた。
今日はここまで終わったという息子に、私までついつい悲壮感漂ってしまう。
いちま〜いにま〜いさんま〜〜い……まだ終わらな〜い…(TT)