被災地の子どもに本を

連休中、ららぽーと東日本大震災の被災地の子どもたちに、本と応援メッセージを送る
「子どもたちに本と希望を送ろう!」
〜友情のライブラリープロジェクト〜
が開催されている。
http://www.lalaport.jp/library/

一人五冊まで受け付けてくれるとのこと。
早速私は「誰でも手話リンガル」を、息子は幼稚園の時の愛読書「怪傑ゾロリシリーズ」をもって行った。

その場で用意されたメッセージカードに、メッセージを記入するのだという。
とっさのことで、私はどんな言葉を書こうかかなり悩んでしまった。
息子は「この本は、〜〜〜で〜〜〜なので、とっても面白く、気持も元気になると思います!」などとすらすらと書いている。

見かねたスタッフが、
「簡単な言葉でもいいですよ!」と筆談で。
「いろいろ考えてしまいますよねー!」などと雑談をしつつ、メッセージを記入し始めると、スタッフがまたまた何やら紙に書いている。
メッセージカードに記入しつつ横目で見ると
「ご自身の本なのですね!」
「たくさん寄付していただきありがとうございます!」
と、どんどん筆談で話しかけてくれているのだ。なんだか嬉しい。
メッセージを書いている間、スタッフたちはその場で「誰でも手話リンガル」をパラパラとめくって立ち読み状態(笑)


五冊分のメッセージを書き終え、席を立つとその場にいたスタッフが、
「うれしいです!」
「どうもありがとうございました!」
とたった今、パラパラめくって見ただけの手話で全員で伝えてくださって、なんだか妙に感激。

普通の人であれば、本を受け取り、メッセージカードを書いている間はただ待っているだけだと思うが、その間に、必要な会話の手話を探して、使ってくれるなんてなんて心が豊かな人たちなのだろう。
手話リンガルのお手本だ!

こんなスタッフたちの手によって届けられた本は、きっとどんな本でも子どもたちの心に明かりを灯してくれると思う。
被災地に届く前に、私自身の心にもそんな明りが灯ったひとときであった。