雪国の温泉地。
久々に懐かしいものを見た。
雪を溶かすために道路の真ん中からビュウビュウお湯がでてくるやつ。
(正式名称分からず)見た目は小さな噴水。
なんというノスタルジィ。
一定間隔でお湯が出ているのだが、一か所を踏んで穴をふさぐと、隣の湯量が多くなり、湯は勢いよく弧を書いて放出される。
地下でつながっているのだろうか、ふさがってしまった分だけ、他のところから出てくるらしい。
その仕組みが分かると、子どものやることは決まっている。
友人10人程が集まって、一人一人が各放出口の前に立った。
「せーの!」
一斉に放出口を踏んだ。
!!!!!!!
まさかこんなことになるとは!
ふさがれていない放出口から想像以上に勢いよく放たれたお湯は、私たちの背丈をはるかに超えた勢いで
たまたま通りかかった小さなおばあちゃんを直撃。
ハトが豆鉄砲くらったように目をぱちくりさせているおばあちゃんと私たち。
「あいやー・・・!!」
やっとのことで出てきたおばあちゃんの第一声。
真冬にバケツの水を浴びたも同然だ。
帰宅し「肺炎にでもなったらどうするの!」と親に叱られたのは言うまでもない。