東洋大学UD各論での共鳴


昨日は毎年楽しみにしている東洋大学人間環境デザイン学科「UD各論」での講義。
ユニバーサルデザインを考えるうえで大切なのは、多様な人の話を聞き、ともに関わりあっていくこと。
その中の一つ、聴覚障害とは?コミュニケーションとは?をテーマに講義をさせて頂き、もう何年になるかな。
担当の先生とは古いお付き合いで、きらめく美的センスと美しい生活感を持ったクリエイティブな女性。


授業が始まった途端、猛烈な空腹を感じた。
そういえば昼食をとる余裕がなかった。
始めの挨拶をしたとたん、「ぐーーー」ときた。
発声と同時に腹鳴するとつい声がうわずったりしませんか。
静かにしろ胃袋。
毎回思うのですが、お腹の音はどこまで聞こえているのだろう?
何db(デシベル)というデータはあるのだろうか?
自分自身に「お腹の音」自体は聞こえない。
でも「ぐーっ」とか「ぎゅるぎゅる〜」と音を発していることは響きで感じる。
胃袋が共鳴しているカンジ。
自分で聞こえないだけに過剰に気になってしまう。

でも、授業が楽しくなるとそんなことすっかり忘れちゃう。
きっと鳴りっぱなしだったのでは。


授業の中では手話もちょこっとやってもらう。
手話って楽しいでしょ。大事な言語のひとつなんだよ。
学生レポートの中には
「小学校で英語の授業と同時に手話の授業もする必要がある」
「日本語は情緒豊かですが、手話はもっと表現が豊かなんですね」という声も。
そのほか
「高齢社会、情報を分かりやすく伝えるデザインは絶対必要。将来コミュニケーションの幅を広げられるデザインを考えていきたい。」
「この授業で見たこと聞いたことはかけがえのないものとなっていき、成長するための貴重な財産となるはずだ。」
「今回の授業が今までの講義の中で一番楽しかったです!手話やりたくなりました。」


嬉しい!
お腹の音聞こえていないといいなぁ。
そして何よりも嬉しいのは「来年もまたお願いします」と言ってもらえること。