ダイアログ・イン・ザ・ダークと、10年ぶりの再会



憧れのご夫妻と、10年ぶりの再会をしました。
金井真介さんと、志村季世恵さん。
出会いは難聴の友人に誘われて体験した「ダイアログ・イン・ザ・ダーク



参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、グループを組んで入り
暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと
中を探検し、様々なシーンを体験するというもの。
日本では1999年11月に初めて開催され、
現在は東京・外苑前の会場と大阪「対話のある家」を中心に開催中。
これまで約16万人が体験したとか。
http://www.dialoginthedark.com/


通常、電気を消すと少しずつ目が慣れて周りの輪郭が見えてくるものですが
ここでは、どんなに目を凝らしても何も見えてこないのです。
まさに完全なる暗闇。
他の方々は、音声を頼りにし、声でコミュニケーションしているのに
私と難聴の友人にとっては、「見えない・聞こえない」状態。
ただひたすら、誰だかわからない人の手を握ってついていくのに必死でした。
聞こえない私は、視覚情報を遮断されたことで、ちょっとした混乱状態。
正直言うと、真っ暗な中で、飲み物の味さえ分かりませんでした。


でも、聞こえる方々は、いつもより感覚が敏感になったり
声にも表情があると分かったとか、
視覚障害者は不自由ではなく、自由な感覚をもっていると分かったとか
今では企業研修にも利用されているくらい。
このダイアログ・イン・ザ・ダークを企画運営されているのが
先述のおふたり。


セラピストの季世恵さんは素敵な感性をお持ちで、
まるでフルーツポンチのようなワクワクする女性です。
色とりどりのフルーツに、シュワシュワとはじける自由さと大きな器。
真介さんと一緒にいる様子を見ているだけで楽しい!


こんなお二人に、サイン付きのご著書をいただきました。
7月9日だったのですが、良く見ると8日に。
間違うところもふたり一緒!
こんな二人のやりとりを一生懸命、パソコンで文字通訳したり
UDトークを使って教えてくれたスタッフも最高。
久しぶりの再会を堪能したあとには、私の講演まで聞いてくださりました。
講演後、お帰りになる季世恵さんに投げキッスをしようかなと思いつつ
思いとどまったら、まさかの季世恵さんからのでっかい投げキッス。