石川県登録手話通訳者・登録要約筆記者現任研修で講演をさせていただきました。
呼んでくださったのは、石川県聴覚障害者協会施設長の藤平淳一さん。
尊敬する大学の先輩です。
地域の方から慕われ、信頼され、時にいじられ上手で、
でも常に全体を俯瞰する眼差しもあり、...
あたたかな情熱とリーダーシップを感じました。
大学時代は学科が違うことから話したこともなかったのですが、
社会人となり、ご一緒できるのは本当に嬉しく光栄なことです。
金沢市へ行くなら絶対利用したいと思っていたのは、
ろう者が手話で観光案内をしてくれるサービス「かがやきR」です。
金沢市の事業として3年前にスタートし、
現在は13人のろう者が1年間の講習を終えて登録されているとか。
事前予約で無料で利用できるなんて、素晴らしいサービスです。
藤平先輩が手配してくださり、
講演後の三時間を「かがやきR」のガイド、鍵主さんにご案内頂きました。
荷物があるからと、藤平先輩の素敵なパートナーである里美さんもご一緒してくださり、3人とも同年代なので、気分は女子三人旅♪
兼六園~金沢城公園~玉泉院丸庭園~尾山神社へと。
観光合間にあんころもちや、金箔ソフトで糖分補給。
鍵主さんの観光知識の深さと分かりやすい説明に脱帽です。
いつものように1人だったら、好きなように歩くだけですが、
庭園の造りや日本最古の噴水の仕組み、灯籠、橋、松、石など
ひとつひとつ歴史にちなんだ解説を聞くと、
まるでその時代にタイムスリップしたかのように
想いを馳せることができるのです。
手話やタブレットのイラスト説明とお喋りで
素晴らしく充実した知的な三時間。
全国の観光地で広がってほしいサービスです。
藤平先輩と石川県の皆様に心から感謝です。
帰り際は案の定、帰りの切符がカバンの中で行方不明になる事態が発生。
中身を全部だして(恥ずかしい!)4回も探してやっと切符出現。
カバンは絶対異次元とつながっている。