筑波技術大学の聴覚障害学生とダイアログ・イン・サイレンス

「一緒に参加した聴者とも対等にコミュニケーションができた!初対面なのにすげー!!」
「アイコンタクト、表情、ボディーランゲージしか使えない環境の中で対話した結果
全部でコミュニケーションを取ることが出来た達成感と、障害という壁がなくなり
聴者と同じ世界にいるという安心感を得られた」
「自分の本当に大切するべきものは何かを考えるきっかけになった。」
「聴者の人も数人このプログラムに参加していた。その人とお互い、身振り、表情で会話を挑戦した。
伝えるのは自信がなかったがうまく伝わったときはすごく温かい気持ちになった」
「対話をするためには相手が必要。ここは対等に出会える場所なんですね」

こんな感想をくれたのは、筑波技術大学聴覚障害学生たちです。
私が担当するデザインプロジェクト実習では、授業の中でダイアログ・イン・サイレンスを体験します。
「聞こえないからこその能力や魅力」「対話とは」「コミュニケーションとは」
「ソーシャルエンターテイメントとは」そんなことを考えてほしくて
早朝つくばから、東京都浜松町のダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」まで学外実習です。
楽しみで待ち合わせ時間より一時間も早く着いた学生もおりテンション高く。
一般のお客さまと混ざった状態での体験がまた良かったです!
初対面同士なのにコミュニケーションがとれる喜びって、普段はなかなかできません。
体験後には、アテンドをしてくれた卒業生でもある「ゆうか」も含めてじっくり対話。
個性豊かな学生たちなので、何度も脱線しつつも最後の授業を終えました。
大学入学時からオンラインが中心だった彼らにとって
学外での調査や体験は貴重な機会、
この体験が彼らの先につながっていくといいなと祈りつつ。