全然かっこよくないのですよ。

中央大学「キャリアデザイン」の講義は多摩キャンパス。

学生一人ひとりがとても真剣な眼差しで授業を受ける様子が印象的。
問いかけると色んな視点で答えてくれる、この対話も面白い。
2018年から中央大学で授業をするきっかけをくれたのは
中学時代の同級生であり、中央大学文学部の教授、大川真君。
いつも貴重な機会をありがとう。
 
「キャリアデザイン」の授業では
人生の途中で聴力を失い、人とのつながりや社会とのつながりが
絶たれていく中、音を失った身体でどのように生き直し
楽しみながら社会の課題を解決するというキャリアを築いてきたのか、
そこから得た視点を伝えることで
「私だからこそできること」を考える
きっかけとなるといいなと思いました。
学生からのレポートには
『終始聞き入ってしまう講義でした。
印象に残ったことは、とても一つには収まり切りません。
今日、松森先生の授業に出会ったことが、大きな学びであると感じました』
『授業を通して、自分の中で凝り固まっていた
観念のようなものが柔らかくなるような
変化が起こったと思っています』
『一度自分の視点から離れ、
他者の視点に立つことによって価値観を変容させることができ、
さらにそれによってより良い関係を
築いていくことができると気付けた』
『現在就職活動中で、
希望の企業に落ちてしまうこともあるが、
その会社に行けなかったからこそ
違う未来が待っていると考えてめげずに頑張ろうと思えた』

一人ひとりのレポートを読んでいると、
それぞれの発見や気付きや心に響くポイントはそれぞれですが
しっかりと受け止め、思考していることが分かり安堵します。

『コンプレックスがあります。
でも、今日話を聞いて
私は一度でもしっかりと
正面から向き合おうとしてことがあるだろうかと思いました。
向き合うのは勇気と覚悟がいることだとは思うけど、
それをしている松森さんは堂々としていてとてもかっこよかったので、
私もそうやって生きていけたらいいなと思います。』

こんな嬉しいコメントもあるのですが
授業後、大川さんと手話通訳者と一緒に
ご飯を食べて帰り際にトイレへ。
右と左に個室が一つずつ。
左の個室は床が濡れていてあやしい。
とっさの判断で右の個室に入った私。
そうしたらば、まさかまさかの逆流惨事。
もともと詰まっている感じがあり、大丈夫かなと思いつつ…だったのですが
床は水浸しとなり、濡れたスカートをハンドドライヤーで
乾かそうかと思ったけれども、角度的にどうしても無理。
左の床濡れ個室に入った手話通訳者は問題なかったのにw
こんな惨事を一緒に爆笑してくれる大川さんに感謝しつつ
こんなオチはいらないよねwと

堂々とはしていますが
全然かっこよくないこと、学生に伝えたい笑