クモの網展

karinmatasumori2008-12-21

クモの巣の実物を集めた展覧会と聞き、これは絶対行かねば!と思った。
「クモの網展-What a Wonderful Web!-」京橋のINAXギャラリーで11月22日まで開かれていた。


実物のクモの巣標本が170点、圧巻!壮観!
田舎で育った私にとって、クモの巣は身近なものだった。ベッド横の窓一杯に女郎蜘蛛が巣を作る様子をしげしげと眺めていたものだ。
円形、扇状、ハンモック状など、形もデザインも多彩。
クモによっては数ミリ単位の非常に緻密な巣を張るものや、かなり適当に作ったとしか思えないような大雑把な巣など、それぞれ個性があって面白い。
ゴミグモなどは、網にゴミを集めた隠れ家を作り、その中で獲物を待つ。巣が壊れ、新しい巣を作るために引っ越すときには必ずゴミの隠れ家は持っていくのだという。
無駄のないエコというか、ここまでくるともはや芸術の域だ。

クモが巣を作る様子や、獲物を捕らえる様子のビデオも字幕つきであり、小さなスペースで一時間は過ごしてしまった。一緒に行った息子も興味津々。

クモの巣の標本の作り方も丁寧に説明があり、息子は目をキラキラ輝かせていた。来年の春がちょっと怖い…。


INAXギャラリーには、展示スペースの外に休憩スペースがあり、ここには数多くのデザインや美術に関する書物が置いてある。
「世界のあやとり」などという本に夢中になっている横で、息子はガイコツ標本を見ていた。


やっぱり、それですか?


銀座の一丁目と、京橋の境あたりにあるこのINAXギャラリー、とってもオススメだ。