総務省が「スマートテレビ時代における字幕等の在り方に関する検討会

新年そうそう、CM字幕がCM字幕がと繰り返している私です。
1月20日、表記の検討会が立ち上がったと総務省より発表がありました。

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総務省は、スマートテレビを通じた多言語字幕の実現や字幕付きCMの普及に向
けた具体的方策等、字幕を中心とした課題への対処に必要な事項を検討すること
を目的として「スマートテレビ時代における字幕等の在り方に関する検討会」を
開催します。

1 背景・目的
クール・ジャパン」や「ビジット・ジャパン」の取組の進展、
2020年東京五輪招致決定等により、今後外国人観光客の増加が想定され、
外国人に対しても放送を通じて安全・安心に関する情報等を提供できる環境が必要となります。
これにはテレビジョン放送等と共に用いる多言語字幕が有効であり、
今後のスマートテレビでの活用が期待されます。
また、字幕については、現行テレビジョン放送でも障害者向けに
活用されていますが、通常の番組への字幕付与が進展する一方で、
総放送時間の2割弱を占めるCM番組にはほとんど付与されていません。
こうした状況を踏まえ、総務省では、字幕に関する
これらの課題に対する具体的方策等について検討を行うことを目的として、
スマートテレビ時代における字幕等の在り方に関する検討会」を開催します。

2 主な検討事項
(1)スマートテレビを通じた多言語字幕の実現に向けた具体的方策
(2)字幕付きCMの普及に向けた具体的方策

3 構成員
別紙のとおりです。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000269335.pdf

4 開催期間
平成26年1月30日(木)に第1回会合を行い、おおむね半年を目途として開催する予定です。

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検討会の第一回目について、一般の傍聴の募集を始めました。
■日時
平成26年1月30日(木)10:00〜12:00
■場所
総務省7階 省議室
■議題(予定)
1.多言語字幕に関する現状等について
2.字幕付きCMに関する現状等について
3.意見交換 等
■傍聴の申し込みについて
下記サイトに詳細がのっております。
申し込みの締め切りは1月28日12時まで
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/sumatele_jimaku/02ryutsu09_03000134.html


興味のある方は是非申し込んでみてくださいね。


余談ですが、今回の構成員の中に
聴覚障害のある当事者が一人もいない」と懸念する声も聞かれます。
もっともな受け止め方ですよね。
でも、ここには深い戦略というか、きちんとした理由があるのです。
まず一番の目的は、
「実施実現の道を検討する」会だということです。
つまり、
「CMに字幕を付けること」自体は、政府の方針として決定していることが前提なのです。


だから、
「なぜ必要か」「有用性は?」などを改めて議論することはせず、
この政府方針をしっかりと進めるための課題を解決しようとするものです。
とすると、構成員としては当然、実務や技術に関わる方々が必要です。


広告業界、放送業界、スポンサー業界が一緒に議論する枠組みで、
少なくとも、スポンサーがやろうと思えば
CMに字幕が付けられるようにする、これが目的なんですね。


そうしたことを、総務省は各団体に何度も足を運んで説明をされたそうです。
ただ、こういった議論の枠組みでも、
当事者の意見を伺うことは必須として、
ろうあ連盟、全難聴からプレゼンをすることになっているとのこと。


「CMに字幕をつけること」を前提として、
それを実現させるための課題や技術論を検討する会。
なるほど、と納得しました。


もう、後戻りできないところまできたということ。
長い道のりでしたが(笑)たくさんの方の応援があって
やっとここまで来れたことに感無量。
傍聴会に申し込みましたが、感涙しまくっているかもしれません。
その前に、応募者多数の場合抽選なので、当たるといいのですが!
くじ運ないんだよなぁ私。