嬉しいことをひとつひとつ積み重ねながら

先日お祝いの席に招かれ、参加しました。
それは私にとっては、自分のことのようにものすごく嬉しいお祝いごと。
一人一人の思いが、ひとつひとつ実を結んだ結果のお祝い。

温かい雰囲気の中、美味しいお料理と美味しいお酒、
温かい気持ちをもった人たちに囲まれ、最高に良い時間。
宴も終盤に近づいたころ、
「今日はもうひとつお祝いしたいことがある」と。


だれかおめでた?だれだれ??
それっぽい若者は進行担当の幹事のみ。
もしかして、四人目??なんてキョロキョロしてたら
ケーキが運ばれてきました。


!!!!!!


「HAPPY BIRTHDAY かりん」


何がうれしかったかって、
思いがけないサプライズはもちろん
みんながバースデーソングを歌ってくれたこと。


聞こえなくなってから、
歌ってお祝いしていただく、ということが少なくなった気がします。
そりゃそうなんですが。
だからなおさら嬉しくて、ちょっとしたパニックでした。
考えてもみれば
「自分のためにみんなが歌ってくれる」
なんて機会、普通に生活していればなかなかないこと。
途中で聞こえなくなった私にとって、
歌や音楽はとても大事なもの。
かけがえのない記憶です。
それがこんな形でお祝いをしてもらえるなんて。
嬉しすぎてパイ投げのように、
幹事の顔にべチャッ!と
やりたくなる衝撃をこらえました。


大変なこと、つらいこととはひとつひとつ向き合ってクリアし
嬉しいことや楽しいことはひとつひとつ、積み重ねていかねば。


今日は読売新聞にこんな記事があり、感無量。
総務省が字幕CM普及へ検討会設立】という記事。
総務省聴覚障害者や耳の遠いお年寄りのために、
字幕付きのテレビCMを普及させることを決めた。
一月中に民間テレビ局や広告主(スポンサー)、
広告会社などを集めた検討会を設け、導入を促す。


こうしてまた、ひとつひとつ。