香り‐1グランプリ決定!!


日本全国の花やハーブなど、ご当地の香りを使った商品やスイーツのNo.1を競う「香りー1グランプリ」が1月11日銀座にて開催されました。
一般審査員を募集したところ、当初30名の予定が60名審査に協力してくれました。
年齢も10代から70代まで幅広く、総来場者数は120名を超え、途中から椅子を追加投入する大盛況となりました。
香りをためし、試食し、実際に触り、話しを聞く。
五感を開いていく楽しさにワクワクの日本初のイベント。



「香りー1グランプリ」は2014年11月西日本ラウンド(大分香りの博物館)、
東日本ラウンド(磐田市香りの博物館)にて予選が行われ、
銀座のファイナルステージにノミネートされた41品がグランプリを競いました。


私も早目に会場入りし、すべての香りを試しました。
アロマ部門は21品。
みかん、とちおとめ、ラ・フランス、レモン、びわといった果物の香りはどれもとてもフレッシュ。
植物では、バラや、月桃、ラベンダーなどがあるなか、もみの木やベチバー(稲のような香り)、森をイメージした香りもありました。
スイーツ部門は10品。
ミントの爽快なクッキー、見た目が美しいバラの花びらに砂糖をまぶしたもの、濃厚な二年熟成味噌クッキー、なにわの名物“人生バラ色”せんべいは、煎餅なのに最後にバラの香りがすっと抜けていく面白さ。
プロダクト部門は10品。
沖縄の夜香木の香水、若返りのオイルと言われるフランキンセンスの美容液、エゾ松の石鹸等、自然が生み出す生命力を感じるものばかり。
予選をくぐり抜けてきただけあって、どれも魅惑的なのです。
ノミネート作品はこちら
http://www.kaori-1.net/nomination_goods/index.html


パネルディスカッションでは、
東京農業大学食品香粧学科の佐藤広顕先生、
辻ウエルネスクッキング代表の辻守先生
香りの研究家であり鎌倉にお店がある嶋本静子先生
銀座ミツバチプロジェクトで著名な田中淳夫先生四名が、それぞれ香りの可能性やエピソードを話してくれました。
辻守先生のお父上は、ヘレン・ケラー来日時にもてなした料理人。
かぼちゃを器に見立てた茶碗蒸しは、まずかぼちゃを触ってもらい説明をしたというエピソードの数々、とても面白かったです。


そしてお待ちかねの受賞発表!!!
<地域振興賞>
★アロマ部門大賞
No.2 和製ネロリウォーター
★スイーツ部門大賞
No.22 食べてねミントクッキー


<優勝賞>
★アロマ部門大賞(ハイドロゾル)
No.4 とちおとめ水
★アロマ部門大賞(精油)
No.12 新潟県産クロモジ エッセンシャルオイル
★スイーツ部門大賞
No.28 ゆずグラッセ
★プロダクト部門大賞
No.32 石垣島オードパルファムNUCHIGAFU


<グランプリ大賞>
★アロマ部門大賞
No.15 レモン谷のレモン精油
★スイーツ部門大賞
No.26 タカラヅカボンジュール・マルシェ 安納芋焼きジャム
★プロダクト部門大賞
No.36 PARFUM FUJI(パルファムフジ)


グランプリの方々には、花吹雪まで舞い散り華やかな授賞式となりました。
このイベントは、賞を競うだけでなく、
ご当地の香りの魅力や可能性を一般の方々に広く知っていただくこと、
そして全国でご当地の香りに取り組む方々を応援することをテーマにしています。
日常生活の中で五感を開き、豊かな風土に、巡りくる季節や行事に合わせ
その場所その場所でかぐわしい香りを添えてみませんか?
地域に眠っている香りを掘り起し、世界に誇れる日本の香りを発信していけたらと思います。


日本初のイベントということで、反省点も多々ありますが
次回はもっとたくさんの方に楽しんでいただける工夫を凝らしたいと思います。
あらためまして受賞者の皆様、おめでとうございました!
そして、ご来場くださった皆様、(聴覚障害者もたくさん‼!)
どうもありがとうございました!

香りー1グランプリHP
http://www.kaori-1.net/index.html
香りマーケティング協会HP
http://fragrance-marketing.org/index.html