『沈黙』できず。


『沈黙 −サイレンス−』
遠藤周作原作を、マーティン・スコセッシ監督が!
観たい!!
でも日本人キャストが沢山出てる➡英語台詞は日本語字幕➡なのに日本人の日本語台詞は字幕なし➡日本人出た途端話がわからなくなるわたし日本人なのに‼
という日本人混じり洋画あるある。
ラストサムライ」や「硫黄島からの手紙」、昨年春の「追憶の森」などもそうだ。
封切と同時に観に行ったのに、
洋画だから当然字幕があるだろうと安心していたのに、
小雪が出てきたとたん
ケンワタナベが出てきたとたん
字幕がなくなり話しが分からなくなってしまうのだ。


ブラピ主演で、日本人のろう者が出演したのに
字幕がなかった洋画「バベル」は、署名運動から大きな世論のうねりとなったのは2006年。
10年過ぎたいま、映画の世界もアナログからデジタルに変わり
字幕を付けることは技術的にもずっと容易になった。
制作者側は気付かないのだろうか?
映画を楽しむ人は聞こえる人だけではないということに。
だとしたらあまりにも想像力が欠如していないか。


「もれなく字幕ついているかな?」そんな心配をこぼしたら
「『沈黙』の公式フェイスブックからメッセージを送ってみるといいよ!」と
アドバイスをいただいた。
『沈黙 - サイレンス -』公式FaceBook
https://www.facebook.com/SilenceMovie.Japan/
早速送ってみると、五分も経たないうちに返信が。

              • -

松森様
同様のお問い合わせをいただいており、
なるべく早めに実現できるよう調整を
しておりますので、しばしお待ち下さい。
よろしくお願い致します。

              • -

10年前と違って今はこんなに簡単に思いを伝えることができるんだ。
分かってはいたけれど、改めて実感。
どうかみなさまも、
「日本人の日本語セリフにももれなく字幕を付けてほしい」
と一言送ってみませんか?
数は多ければ多いほど、ニーズも高いと分かります。


願わくば「字幕あるのかな?」なんて杞憂せずにすむ社会。
サイレンスの世界にいる人々にもあらゆる楽しみが届くこと。
そのためには、このようなことを我慢し、沈黙するのではなく
声を伝え続けていくことが必要なのでしょう。
自分がやらなくても誰かがやるからいいやって思いがちですが。
面倒ですが。
しんどいですが。
それでもやっぱり伝え続けなければ。


子どもたちにおなじ思いをさせないために。
子どもたちも楽しめる未来のために。