初声小学校での人権講演会

昨年、神奈川県三浦市初声小学校での人権講演会をしたときの生徒たちの感想は
ひとつひとつが素直であったかくて。
黒川なおみ校長先生のお人柄も、とても素敵なひとときでした。
子どもたちの言葉は
ときに鋭く本質をついてくることがあります。



「自分が生まれた理由はまだ分からないけれど
この講演を聞かなかったら自分は障害者のことをひどくバカにしていたかもしれない。
もっと知りたいと思うきかいになってよかった。」


「果林さんが言っていた“立場を変えて考える”ということをすると、
今まで音が聞こえる人からの考えしかできなかったが
音が聞こえない人からの考えも持つことができました。」


「自分だって明日聞こえなくなったり見えなくなる可能性はゼロじゃない。
でもそのしゅんかん自分が障害者になってしまう社会はつらいなと思いました。
そうじゃない社会にしたいと思います。」


「みんなと同じくしなくていいという話が一番心に残っていまものこっています。」


先生方からは


「自分はかけがえのない存在、自分を大切にする気持ちを
これから出会っていく子どもたちに伝え、自分自身も常に持ち続けていこうと思います」


「うれしさややさしさはつながっていくというお言葉が心に残りました。
やさしさやうれしさでつながる社会になれば
みんながもっと幸せになれることに気付きました。
子どもたちが松森さんからいただいた言葉を大切にしながら成長できるように
私も一緒に頑張ります。」


神奈川県三浦市では小中学校を中心に人権教育に力を入れています。
みんなが共に暮らせる社会にむかうためには
子どものころからの教育が大切なんだと
書類の山に埋もれながら、初声小学校でのひとときを思い出す年度末。