「習志野八千代 保護司会 習志野支部」での講演会

数珠つなぎのようなご縁で頂いた「習志野八千代 保護司会 習志野支部」での講演会。
こんな感想をいただきました。
「自分自身の価値観が変わる、とても勉強になる講演でした。参加して良かった」
「講演会を聴いて、自分はどんな人で在りたいかを問われたように思います
 想像すること、問うこと、コミュニケーションを図ることが大切だと思いました」
「とても引き込まれました。障害のある人→助けてあげる人ではなく、
共に歩める世界でありたいと強く思いました」
「物の見方を変えるだけで社会が変わる。
法の整備も大切だが受け入れる人々も変わっていくことが大切だと気付けて良かった。」
「多分、私は少し優しくなると思います」
今回の企画は、法務省が主唱する「社会を明るくする運動」の一環として
千葉県習志野市では毎年市内小中学校生を対象に作文コンテストを実施し
それとリンクした講演会を開催しているものです。
プログラムの最初には、県知事賞を受賞した中学生の作文朗読。
「僕の考える明るい社会は、差別や偏見のない社会だ。」という一文からはじまり
家族の実体験から感じたことを、自分の言葉で伝える力強い朗読でした。
事前にこの作文を読む機会があったので、
講演の中でも「差別や偏見とは?」について問いかけ
ひとりひとりが考えられるような構成にしました。
「保護司」って聞き慣れない言葉ですね。
保護司とは、法務大臣から委嘱され、
犯罪や非行をした人の生きづらさに寄り添う存在であり、
地域で支えるボランティアが「保護司会」です。
犯罪や非行の背景には、「ひとりではどうにもならない生きづらさ」
もあるのではないでしょうか。
自らの過去と向き合い、生きづらさを抱えつつも生きていこうとする人たちを受け入れ
寄り添うコミュニティはとても大切です。
第72回ですから長い歴史もあるのですね。
教育に携わる先生方の参加も多くありました。
「市内の中学教員ですが、学校で教えられること、
伝えられることがまだたくさんあるのではないかと思いました。
だからこそできる、これからの社会をつくる子どもたちに伝えていきたいです。
松森さんの本、学級文庫に置いてあります!」
「小学校の教諭なのですが、
先入観をもって教育活動をしてしまっているのだと自覚しました。
まずもっと色々なことを知っていこう。もっと学ぼうと強く思いました。
夏休みに娘を連れて対話の森に行ってみたいと思います。」
講演を聞いてその後の行動変容につながることが何よりも嬉しいです。
時をさかのぼること2015年、
習志野市聴覚障害者協会45周年記念講演に参加してくださった保護司の眞殿さんが、
今回の受賞作文を読んで、私の講演を思い出して下さり
地域の市議会など、色んなつてを辿ってご依頼下さったのです。
数珠つなぎのようなご縁に心から感謝いたします。
「当日はシンボルカラーの黄色を身につけてきてください」と
こんな演出も楽しく、これまで着なかった黄色を着てみたらいい感じ!
会場全体が黄色に埋め尽くされて、気持ちが明るくなりました!
準備は大変ではありますが
終了後に眞殿さんから「松森さんにお願いしてよかった」と
心のこもった一言をいただき、羽が生えたような足取りで帰路へ。