広島2日目は少し時間あったので、祥子と子どもたち(2歳と8歳)と「八天堂ビレッジ」へ。
広島駅前のお好み焼き屋「あたご屋さん」のお父さんが「八天堂クリームパン」パッケージのデザインをされている。パンも作れるし、馬もいるし、子どもも喜ぶのでは!と。
元気無限の子どもたちなので、HOMIE手話塾の大竹さんにもご一緒頂く。子守りのおじさんおばさんは沢山いた方がいい。
しかし、この子達の無限の体力を私はまだ知らなかった。
到着するなりコートも上着も着ずに馬めがけて一直線。でも私も負けない。馬を撫でたくて追いかけたり名を呼んだり必死だが、
子どもたちはすでに馬からアスレチックへ射程範囲変更。
小さな広場なのに運動量ハンパない。そして魔の2歳児は昼食だってひと時もじっとしてない。
目が離せない祥子ママ。八天堂のカフェなのでパンケーキにはクリームたっぷり。口の周りやら髪の毛やら洋服やらあちこちがご飯粒とクリームだらけ。これが2歳児!
そして待ちに待ったパン作り。
普通のパンではない。
なにしろ八天堂のふわふわのクリームパンだ。
すでに用意されたタネを形成し、チョコペンで顔を書いて仕上げるだけだが、めちゃくちゃ楽しい。
私は小さく沢山丸めてつなげて全部に顔を書いた。大阪万博マスコットのミャクミャクより可愛いと思う。翔子娘はカメの形。
甲羅を描いて顔を描いたら上手くいかない。
ここは腕の見せどころ!と私が代わりに描いたらもっとダメな顔になった。ごめん翔子娘!(写真右上)
大竹のおじさ、いやお兄さんはもくもくとウサギ。左右耳の大きさが違うのも多様性のひとつか。
包むタイプのパッケージに自由に絵を描いている間にあっという間に焼けてきた!こんがりきつね色!
このパッケージの裏には、広島の地図が描いてある。
デザインしたあたご屋のお父さんいわく、「三原市で作ってるといっても、どこにあるかわからないでしょう。
イラストにすればすぐにわかる。
でも、パッケージが新しくなって今はないかも」と。
確かに新商品を包む袋型のパッケージには地図イラストは省略され、
旧型のパッケージにはまだ残っている状態。
「三原市ってどこ?」そんな素朴な好奇心を満たしてくれるデザインは、ずっと残して欲しいと思う。
と、そんな思索にふける間もなく子どもたちは外に飛び出していく。
目指すはターザンロープだ。
滑車からぶら下がったロープにつかまって一段高いところから低いところへおりていくやつ。
「あ〜あ〜あ〜〜〜」って雄叫びあげながら
本当は私がやりたい!
でも子ども用の高さではお尻引きずりそう。
我慢する私と裏腹に、祥子娘はターザンロープにはまったようで、飽きずに繰り返しターザンしている。
段々上手になる様子を見て「ターザン認定証」でもあげたいくらいだ。いつでもジャングル行けるぞ!
一方で2歳児の祥子息子は靴を脱ぎ捨て、裸足で駆け回り、ここにもターザンあり。青空とはいえまだ2月だ。
靴を持って追っかける老いぼれターザンの私たち。恐るべし8歳と2歳の無限の体力。
ようやく一息ついて、ジュースを渡すとゴキュッゴキュッゴキュッと音が聞こえるような見事な飲みっぷり。
これは……あれだ。
仕事終えた後のビールを喉に流し込む私と全く同じだ。
子どもにとっては遊ぶのが仕事!
砂と鼻水とクリームできったなくなるまで遊びまくり、帰りの車ではクリームパン片手にスコンと眠りに落ちていた。電池がきれたみたい。
可愛いなぁ。
その日は老いぼれターザンの私もぐっすり眠りました!