夜遅くにサッカー部保護者会の打ち合わせがあり、帰宅したら息子からのサプライズ。
誕生日プレゼントにと、本をくれました。
包みを開けてみると……
「サマーウォーズ」
タイトルからして、大人対子どもで一丸となって戦うようなひと夏の熱い青春物語…と思ったのだが、どうやら老若男女家族一丸となって困難に立ち向かう物語のよう。
なんだか面白そう!
こんなとき、母親として知りたいのは本のストーリーではなく、「どうしてこれを選んだのか?」「どんなふうにして選んだのか?」だ。
人に贈るものを選ぶときって、相手のことを一生懸命思い浮かべ、これが合うかな?こっちのほうが喜んでもらえるかな?でもこれも良さそう!と、悩みに悩んで選ぶもの。(私は!)
息子もそんなふうにして、本屋さんの中を右往左往して選んだのだろうか。
尋ねてみると
「ウォーズっていうのが、なんとなく好きそうなイメージだから。」
「本屋さんですぐに見つけて、タイトルでこれだ!って思ったよ!」(だから迷わなかった)と。
いやぁ、平和主義なんですけど。
でも、そうだ、思い出した。
中学生になった頃、父が買って来てくれた本が宗田修の「ぼくらの七日間戦争」だった。大人対子どもで繰り広げる作戦の数々は痛快で、ちょっぴり切なくて、そんなストーリーが大好きで「ぼくらの」シリーズは全部そろえていた記憶がある。
「好きです。好きです。ぼくらの七日間戦争…」と話したら「そうでしょ!前に言ってたその話を思い出したから、これに決めた。」と。
私の父は、人生の節目節目で影響を与える本を与えてくれていたのだが、この歳になって息子からもらう本。今の私にどんな影響を与えてくれるのか。
これから読むのが非常に楽しみだ。
それにしても、「ウォーズが好きそうなイメージ」って…。