3月の振り返り

今月も様々な場所で講演をさせていただきました。
小田原での講演では、今をときめくビッグゲストが飛び入り参加。
「最後にパフォーマンスお願い!」というむちゃブリに
大サービスで応えてくれました☆


福岡では、尊敬する大先生とのコンビ講演。
講演前に、目の前で揚げてくれる天ぷらをごちそうになったのですが
これがとっても美味しくてびっくり。
実はそれまで天ぷらってどちらかというと苦手だったのですが、
あれ以来、無性に天ぷらが食べたくなっております。


地元の小学校では、10月から始まった総合学習「共に生きる」の発表会がありました。
最初は聴覚障害のあるスポーツ選手や漫画家のビデオを見たり、耳栓で難聴体験をしたりと、様々な体験をし
その後に私が講演。

身体も心も成長過程にある五年生。
ウソやごまかしのきかない年齢なので、自分が聞こえなくなっていったときのこと、その時の気持ちの過程をそのまま、丁寧に話しました。
日常生活やコミュニケーション、手話と育児まで幅広く紹介をしながら
こんなとき、あなただったらどうする?と常に問いかけながら進めてみました。
「共に生きるために大切なことは何か?」
それぞれ自分自身で考えてもらいたいと思ったからです。


講演後、各班でテーマを設け、調査し様々な形での発表です。
世界の手話について調べた班、ディズニーリゾートや羽田空港のUDを調べた班や、
コミュニケーションツールとして、50音表に穴をあけ、
自分の話したい文字の穴に、ペンを入れながらおしゃべりするボード、
朝起きたい時間にやさしく起こしてくれるベッド「しんどうくん」や
来客を振動で教えてくれるスリッパ「ゆさゆさくん」笑
学校内外の身近なところを調べた班から
「もしみんなが手話ができる世界だったら」という寸劇を披露してくれた班、
最後には手話での歌でしっとりと。
ここでは書ききれないくらいの、様々な豊かな発想に驚かされました。
子どもたちの感性と可能性って無限大なんだなと改めて思いました。
16時間も使ったこの授業。
彼らの長い人生の中で、一つでも芽が出たり根をはったりすることができていたらいいなと思います。


気が付けば三月も終わりです。
息子は中学一年生を終えて、四月からは二年生。
先日保護者会に出席した時のこと。
一月に席替えをし「初めて一番後ろになった♪」と喜んでいたのに
教室に入ってみたら前から二番目に彼の席。
その後席替えをしたのかなと思いきや、あんまりにもうるさいので前に移動させられたと先生談。
机の隅に、メモ用紙が貼ってありました。


・私語を慎む


今年の目標のようです。
最後まで果たせなかったのね……母涙
そういえば、入学して三日後、息子を挟んだ数名のいる席は、いつも賑やかな(うるさい)「レッドゾーン」と言われていたことを思い出しました。