6月17日からJR東日本、遠隔手話通訳サービスを試行導入!

昨日は嬉しいお知らせが相次ぎました。
まずは一つ目。

JR東日本、遠隔手話通訳サービスを試行導入!!
6月17日から2014年3月31日まで、
東京駅、品川駅、上野駅池袋駅などの総合案内カウンターやインフォメーションセンター、
JR 東京総合病院の総合案内等13か所にてはじまります。
端末としてiPadのテレビ電話機能を活用し、
手話のほか英語・中国語・韓国語と日本語との遠隔通訳に対応できるそうです。
昨日、2013年6月4日14時〜定例社長会見にて発表されました。
<遠隔手話通訳サービスを試行導入します>
http://www.jreast.co.jp/press/2013/20130601.pdf


この嬉しいお知らせを下さったのは
東日本旅客鉄道株式会社 サービス品質改革部長の阪本未来子さん。
阪本さんとのやりとりは、
昨年12月、京葉線での事故に巻き込まれたのがそもそもの始まりでした。
その時のことは過去のブログでも綴り

2012-12-03 先日の京葉線事故に遭遇
http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20121203


思わぬ展開の後日談もあり…
2012-12-25 京葉線事故、嬉しい展開の後日談
http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20121225


そして、更には月刊ニューメディア誌上で
NHK経営委員、社会福祉法人プロップステーション理事長のナミねぇこと竹中ナミ氏を
交えて、女三人での特別座談会まで実現し、その様子が今月号に掲載されています。
賑やかになるかな〜と思いきや、結構真面目な座談会となりました!


月刊ニューメディア7月号(P56〜)
「鉄道のユニバーサルデザインを考える
聴覚障害者を通して見えてくる 情報提供の在り方」
http://www.newww-media.co.jp/


この座談会で、
「サービス品質改革部」という部署では、
サービス品質をゼロベースで見直すという改革を進めているというお話が印象的でした。

「輸送の安定性」を高めるだけでなく、
「情報提供の在り方」についてソフト面、ハード面ともに事業者としての改善をすすめる。
という強い意志と、柔軟な対応の仕方、細かな気配りにまで思いを寄せられる姿は、さすが女性部長。

ナミねぇは
「ICTを使って障害者を納税者にするという活動を23年間やってきて思うのは、
機器というのはあくまでも道具であって、道具に魂を込めるのは人間だということ。
最終的にはヒューマンの問題なんです。」と。



今回試行導入された、遠隔手話通訳サービスも、
iPadの向こうには、手話通訳さんがいるわけで、顔の見える安心感があることでしょう。
それはICTとヒューマンの見事な融合サービスともいえます。


6月17日からサービス開始とのこと。
早速どんどん利用し、サービス導入へのお礼、もっとこうしたらいいのに、
こうなったらいいのに!と、嬉しい声をどんどん伝えてみませんか。


そうした前向きな利用者の声は必ず届きます。
その結果がさらなるサービス向上に反映され、
良いスパイラルアップ効果を生み出すことに繋がると思います。