ユウコとカリン、麻布中学校でUDの授業を


見えない聞こえないコンビ講師「ユウコ&カリン」、
麻布中学校ユニバーサルデザインの授業をしてきました.


この名門中学校、家庭科の授業でユニバーサルデザインを学びます。
家庭科では、衣食住の知識や技術だけでなく、生活を創造する能力を学ぶことも大切です。
身近な生活からユニバーサルデザインに着目するというこの学校の考え方はとても素敵。


5クラスで五回の授業をしましたが、クラスごとの雰囲気が違い、それぞれ楽しいんですね。
先生が「授業は生き物」とおっしゃっていましたがまさにその通りです。


休み時間、ユウコさんとおしゃべり。
私が
「映画館の暗闇に入ると、観るものはスクリーンだけだからとても落ち着く」
という話をしたら、わかる気がする!とユウコさん。
「部屋で一人で音楽を聞くときが一番落ち着く」と。
日頃から溢れんばかりの視覚情報の海で、無意識に取捨選択してるからやはり疲れるんですね。
ひとつのものに集中できる時間はストレスがないよね!と盛り上がり。
二人の会話は手のひらに書いたり、UDトークを使ったり、手話通訳さんを通したりと色々。


聴覚障害も、視覚障害も、「情報のバリア」は共通しているけど手段が違うのです。
こんな二人なので、50分の授業はあっという間。
生徒の皆さんには、いろんな人と関わってコミュニケーションしていく力を
身につけてほしいと思います。
彼らが私たちの授業をうけたことで、少しでも、一つでも、
今後に繋がっていくといいなと思っています。


一回目が終わったとき、ユウコさんが
「男子校だからにぎやかだね!」と教えてくれて、初めて気付きました、男子校だということに。
そういえば男の子ばかりだったよ!
そういえばトイレ入ったら男子用のばっかりで不思議だったよ。笑

何かをカミングアウトした気がしますわたし。