「大事な話は呑み屋で決まる」グンマの掟

「大事な話は呑み屋で決まる」
群馬の掟ってわけではないですが
昨年初夏の深夜、故郷グンマで準備会と称した飲み会中の某先生方から
「来年2/18空けておいてください」と指令が。


数々の「準備会」を重ねて実現した『2.18障害者フォーラムin群馬』
250名を超える参加者で満席。
グンマ県民のからっ風にも負けない熱気に圧倒されました。
ぐんまちゃんを発見し、貴重なツーショットを。
(その後すっごいオチがありましたがこれは言えずw)


登壇者打ち合わせ時のお弁当は、群馬ではお決まりの「鳥めし」。
グンマの運動会やイベントでは必ずと言ってよいほど「鳥めし」が配給されます。
すっかり忘れかけていた群馬の血が……
スイッチ入りました!


上州プロジェクト代表の山田泰子さんと、
DPIの崔さんお二人の司会によって始まった上州からっ風フォーラム(違…)
来賓の方々のごあいさつに続き、
特別報告「障害者権利条約と障害者差別解消法の動向について」
坂本大輔さん(内閣府政策統括官付参事官)
基調講演「障害者権利条約の国内実施―差別解消法をどう生かすか―」
尾上浩二さん(内閣府障害者施策アドバイザー、DPI日本会議副議長)
尾上さんからは、私が障害者政策委員だったときの
エピソードなどもご紹介いただき、ひたすら恐縮。
真面目に、時に笑いをとりながらも最後の一言
「無関心こそ最大の障壁」ということば。
深く重く広く響くことばです。


後半のパネルディスカッションでは
群馬大学金澤先生の進行により
渡辺辰雄さん(群馬県身体障害者福祉団体連合会事務局長)
橋爪洋介さん(群馬県議会議員)
淡路哲央さん(ピアサポーターNPO法人山脈(やまなみ)ワークハウスやまなみ所
高橋宜隆さん(ふくしラボ)
松森 果林(ユニバーサルデザインアドバイザー、元内閣府障害者政策委員)
多様な立場からのそれぞれの報告や提言。
私からは、ユニバーサルデザインの考えと事例紹介、
みんなが楽しめるように工夫し、環境を整備すればバリアはなくせること
最後に提案として、女性の力をもっと活かしてほしいと話しました。
群馬には「上州かかあ天下」という言葉があります。
群馬の女性は働き者だという、県民性を表した言葉です。
私が政策委員会に参加し、感じてきたことの一つが
これまでの政策に、女性や母親、子どもの視点が抜け落ちているということです。
政策の場にも、障害者団体にも、女性の視点が必要だと思います。
今こそ、上州かかあ天下の力を!
そして群馬県での障害者差別解消条例につなげてほしいです。



今回のフォーラムのスゴイところは
群馬県内の様々な障害者団体から議員さんまでガッと横串を通していること。
「縦割りの施策に横串を通す」という言葉がありますが
群馬名物「焼きまんじゅう方式」とでもいいましょうか。
並べて味噌を塗ったくればみな同じく美味しいのです。
企画立案者である金澤先生と崔さんのご人徳でしょう。
実行委員の皆様、本当にありがとうございました。
情報保障として、UDトークのリスピークや修正作業に
一生懸命だった群馬大学の学生さんたちも、とても熱心に頑張ってくれました。
群馬の若い子達、ほんと頼もしい!
とそんなこんなで無事に終えた上州からっ風フォーラム(違…)
群馬を出てもなお、グンマに戻る機会をいただけることに感謝の気持ちでいっぱいです。


懇親会にと連れて行かれたお店が「からっ風」
店員の女性達がすんごい元気!
「ピッチャーもう一つ!」と遠くからジェスチャーだけで通じてしまうこの空気!
グンマだ!!!

二次会へ行く群馬在住の皆さまに後ろ髪引かれる思いで新幹線へ。
乗り込む寸前に「だるま最中」を買ったつもりが本物のだるまだったw


焼きまんじゅう:饅頭を串刺しにし、甘辛味噌を塗って焼いたソウルフード
http://www.pref.gunma.jp/07/j08100023.html
お前はまだグンマを知らない」TVドラマ化&映画化決定w
http://www.kurage-bunch.com/manga/gunma/