道徳の授業で音のない世界

「とっておきの道徳授業14」で道徳授業の実践例の一つとして
「音のない世界と音のある世界をつなぐ」が紹介されています。

2月26日の新聞をみると
2018年度から「道徳科」の完全実施についての記事が多くあります。
完全実施に向けて、どんな授業をしたらよいのか?
実際に教室現場から生まれた30本の道徳授業が掲載された一冊です。


愛知教育大学鈴木健二教授が、中学年向けにと
私のことを取り上げた授業を考案してくださったのです。


授業では、教材として
・『音のない世界と音のある世界をつなぐ〜ユニバーサルデザインで世界を変えたい!』松森果林:著(岩波ジュニア新書)
・音のない世界と音のある世界を比較するHP『音カタログ』(共用品ネット、音カタログプロジェクト作成)
羽田空港国際線ターミナルのエレベーター非常ボタン写真等を活用し、
私の考えの紹介や課題提起、「音カタログ」の使い方など
授業の進め方が細かく紹介されています。


30選の中には、ビートたけしさんの詩を取り上げた「友達とは?」
笑点」の桂歌丸さんに学ぶ「一生勉強、一生挑戦」
「たいへんよくできなくてもいいんです。」という「元気にさせるハンコ」
日野原重明先生の「いのちは時間である」から
花王の広告「暮らし百景 うれしいひとこと」や
東京メトロポスター「またやろう」など、身近なところで見かけるものまで
様々な題材を取り上げています。

「道徳授業の先にあるのは子どもたちの幸せ」だと本書には書かれています。
私たちが考えなければならないことは、
私たち自身の生活や社会を良くすることだけでなく
これからを生きる子どもたちのことなんだと思います。