『もうろうを生きる』監督自ら字幕を

目が見えず、耳も聞こえない「盲ろう者」が日本には14,000人いるとされています。
そんな方々を追ったドキュメンタリー映画
『もうろうをいきる』


バリアフリー字幕の制作、着々と進行中です。
監督を交えて、上映会を行い、字幕の確認をしてきました。
情報としての字幕、映像との整合性、目を皿のようにして字幕を見ながら
ひとつの作品としての映画全体をも観ます。
監督の思いを聞きながらの意見交換はとても有意義な時間。


見えない聞こえない人たちの意思疎通や日常の営みと
周囲の人たちとの関係性を丁寧に紡いでいる映画です。


日本映画への字幕が義務化されていないことは
繰り返し述べている通りですが
「映画のバリアを取り払い、
その先にある映画の新たな可能性を見つめたバリアフリー上映をしたい」
という西原監督の言葉に、こちらも本気で応援したくなります。



以下HPより抜粋
<西原監督からのコメント>
光と音のない世界を生きる人々がいます。
私たちは今回、盲ろう者とその周りの人々の日常を、カメラを通してみつめる映画を企画しました。
人はひとりでは生きていけず、そのつながりの中から希望の糸を紡いでいるのだと思います。
生きる喜びや悲しみ、人間の弱さ、孤独を、まじろがずにみつめていく。
私たちがつくりたいと思っているのは、そのような眼差しを持ったドキュメンタリーです。
この映画が、人と人が共に生きていく「コミュニケーション」
そして「多様性」について思案をめぐらせる、ひとつの契機になることを願っています。
ご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
目が見えず、耳も聞こえない。
ドキュメンタリー映画『もうろうをいきる』製作・上映支援プロジェクト:
https://motion-gallery.net/projects/mourou_wo_ikiru