待ちに待った夏休み第二弾

この日が待ち遠しくて待ち遠しくて仕方なかった。
この日に決めたのは3か月前。
「6月に9月の予定を聞かれ、なんて気が早いんだと思った」
と私たちのヒーローは笑う。
休みなしの夏も、この日を励みにして頑張ったのでした。
それくらい楽しみにしていた恩師、大沼直紀先生のお宅訪問。


昨年と同様、大学時代の友人N嬢と、
そして今年は松崎丈先生も。
前夜「明日は正装したほうがいい?」と冗談とも本気ともつかぬメール。


今年も、ゴールデンドゥードルの大きな「小春」ちゃんが玄関に着くなり熱烈大歓迎。
見た目クールな松崎氏にもすんごい勢いで飛びつき舐めまくり、
やや引き気味な松崎氏がまた可笑しい。


春ちゃん、子どもみたいなはしゃぎっぷりですが、私たちと同じアラフォーだとか。
可愛い♡
この女子力と愛嬌、見習わねば。

テラスでのワインと焼肉ランチは至福のひととき。
大沼先生の「原動力」や、奥様とのエピソードに当事者研究の話しまで日が暮れるまで話題は尽きず。


大学時代に大沼先生から学んだ「聴覚障害学」は今年もまた話題に。
授業の中で、
聴力検査を受ける機械「オージオメーター」の扱いを学び自分で自分の聴力検査をしました。
このとき、私の世界は大きく変わりました。
なぜならば本当の自分の聞こえなさを知ることができたからです。


私は高校生で失聴しました。
聴力を失うという事は、身体機能の一部を失うだけでなく
聞こえないことによる「コミュニケーションの喪失」と
友人や家族など「周囲との関係の崩壊」でもありました。
そんな私にとって、耳鼻科で定期的に受ける聴力検査は
「少しでも親の喜ぶ顔が見たい」ために、聞こえなくてもボタンを押すものだったのです。
そんな気持ち、わかってくださる方もいるのではないでしょうか。


ですから、大沼先生による「聴覚障害学」の中で自分の聴力を自らの手で把握することは
自分の聴覚障害について理解を深め、客観視することにつながりました。
「私はこんなに聞こえなかったんだ!」
だから補聴器を使っても聞き取れないんだ!と妙に納得したのを覚えています。


「自分自身を客観的に知る」
人間としてとても大切なことです。
そんな恩師と、卒業後20年以上経ってもこうして話ができる時間は熟成したワインのよう。


美の秘訣は?と尋ねる私たちに
「笑うのが一番よ!」と朗らかに答えてくれる奥様。
大好き!!
周りに大好きな人がいっぱいいるって幸せなこと。
ご褒美のような時間を過ごし、つくばを後にしたのでした。


大沼先生の示唆に富んだ話は、こちらで振り返ることができます。
大沼先生会長日誌
http://www.normanet.ne.jp/~eaa/kaityounissi/nissitop.html