チネチッタのスタッフがスゴイ!

手話ができなくても「伝えたい!」という気持ちがあれば
いつだってどこだってだれとだって
私たちはコミュニケーションができるのです。



宮城県の友人が「スマートグラスを体験したい!」というので
川崎の映画館チネチッタにご案内。
「東京からあっという間についてびっくりした!」とのこと。
20分もかかりませんからね。
私は三度目のスマートグラスですが
毎回なんだかうれしいと思うのは、
スタッフが両手でスマートグラスを首にかけてくれること。
メダルをかけてもらうような嬉しさがああるのです。私だけ?笑



そして、驚くのは
行くたびにスタッフのコミュニケーション力がぐんぐん上がっていること。
今回対応してくれたスタッフさん、
とびっきりの笑顔で「ありがとう」手話をしてくれました。
上映後に、スマートグラスを返却すると
その場で書き込むアンケートが用意されていました。
使用した感想や、スタッフの対応の素晴らしさを
その場で伝えることができるのは、利用者にとっても嬉しいことです。
びっしりと書いて渡すと
「ありがとう」という手話に続いて
人差し指と中指の二本で「歩く」という表現をしながら
一生懸命なボディランゲージで
「また来てくださいね」と言ってくれました。
その表現がとっても素敵だったので
私も友人も嬉しくなり、その場で手話レクチャーが始まりました。
映画を見終わった後のカフェでも、その話で盛り上がり
「また行きたいね!」と。



そう、手話ができなくても「伝えたい!」という気持ちがあれば
いつだってどこだってだれとだって
私たちはコミュニケーションができるのです。
そんなことを改めて思ったチネチッタでした。



多様なお客様への対応に力を入れると、おのずとファンが増えます。
多様なお客様が増えていくと、自然とスタッフたちも
ひとりひとりのお客さまの特性やコミュニケーションに興味をもつことにつながります。
それぞれのお客さまへの接し方を工夫するという行動につながります。
工夫して対応してもらえると嬉しいし
スタッフにとっても「お客さまが喜んでくれる」実体験は嬉しいハズ。
それが更に改善へとつながるスパイラルアップを生み出します。


だから私は、
良い対応や良いサービスを受けたときは
その場で「ありがとう」と「嬉しい気持ち」を伝えるようにしたいと思うのです。
だれかに喜んでもらえるって、だれにとってもうれしいことだから。


どんなに素敵なお店や施設でも
一度目に行くのは営業の力。
でも、二度目三度目と繰り返し「また行きたい!」と思わせるのは
ほかならぬ、そこにいる現場スタッフの力なのです。


実はこのチネチッタ
10月6日に私が主査をつとめるIAUD余暇のUDプロジェクトメンバーと
スマートグラス体験鑑賞会と意見交換会を企画しました。
その時に、
現場スタッフからは
「聞こえないお客様に、その場で感想を聞きたいがどうすれば良いかわからない」という
率直な疑問に対して
「質問を書いたホワイトボードを見せたり
用紙やアンケートを準備すればコミュニケーションのきっかけとなる」
「手話が分からなくても、積極的に声をかけてもらえるとうれしい」
など、メンバーからのアドバイスがありました。


それが、早速行動や形になっていたということです。
この現場のスピード感と、
新しい取り組みに積極的にチャレンジする柔軟さはさすがです。
スマートグラスから明るい未来が見える一日となりました。


<2017-10-13 スマートグラス鑑賞会及び意見交換会開催>
http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20171013


メガネで観る字幕ガイド、いよいよ10月31日まで残りわずかとなりました。
国内4つの劇場で体験できます。

貸出対応劇場
【神奈川】チネチッタ川崎
【東 京】立川シネマシティ
【愛 知】ミッドランドスクエア シネマ
【大 阪】大阪ステーションシティシネマ

対応作品は、『三度目の殺人』『パーフェクト・レボリューション』(一部映画館のみ)『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の三つ。
ぜひこの機会に。
<メガネで見る字幕ガイド>機器貸し出し特別サイト
http://npo-masc.org/glasses/
#モベリオ体験