髑髏城の七人とモベリオの四人


福士蒼汰くん、早乙女太一さん、三浦翔平くんに須賀健太くんやら
平間壮一さんといった豪華キャストとしか言いようのない『髑髏城の七人』を観てきました。
会場となるステージアラウンドは、観客席が円形で回転します。
まるで巨大なお盆に乗せられた観客席といった感じのダイナミックな舞台なのです。


休憩はさんで約4時間という長丁場ですが
主催するTBSさんがNTTドコモさんと協力して「字幕サービス」で多言語字幕対応をしているのです。
端末はエプソンのモベリオ。
これを四人で体験してきました。

ずっと装着していても重さも気にならず違和感なかったのですが
モベリオつけて4人並んでいる様子は、周りから見たら違和感ありありだったかも。笑
問題はただ一つ。
メガネをかけた状態では、オペラグラスが見にくいこと。



歌舞伎でも何でも舞台ではオペラグラスを持参して
美しい顔立ちや唇の動きを追いますが
モベリオの上からだとなかなか難しいのですよ。
かといってモベリオずらすと字幕が見えないし
顔も見たいし、字幕も見たいし、究極の選択の連続。
いっそのこと、モベリオに拡大機能が付いていたらいいのに!
と楽しみつついよいよ終盤のクライマックス。



なんとモベリオの本体がオレンジ色のランプ点滅。
(こ、これはバッテリー残量がわずかってことでは?)とありえない事態に
ピコンピコンピコン!の点滅にヒヤヒヤしつつ
かといって近くにスタッフもいないし舞台はクライマックス。
(もうちょっとだから頑張れモベリオ〜〜!)



そんな願いもむなしく
“まもなくシャットアウトします”と字幕がでたのち
しゅ〜〜〜っとモベリオ、力尽きました……あぅ…



異変に気付いたMちゃんがモベリオを差し出してくれる。
(私は大体の流れを知ってるからこれ使って!)
(ありがとう、大丈夫よ、あとちょっとで終わりでしょ?)
(まだまだ続くのよ、だからこれを!)
(そんなぁ…。か、かたじけない…)
手話でこんなやりとりをしながら
お言葉に甘えてMちゃんのモベリオを借りて楽しんだのでした。
感謝感謝です。



終了後、受付に行き
まず字幕サービスについてのお礼を伝えました。
そのうえで
「途中でバッテリーが切れてしまったために字幕が見られず、内容が分からなくなって残念だった」とを伝えると
字幕が出ないことで、チケットの払い戻しやその他一切の対応はできないとのことでした。
そして、字幕が出なくなった理由として、
オレンジ色のランプが点滅した状態を説明し
事前の充電が不十分だった可能性があるのでは?と聞いてみたのですが
「通信障害の為」とのことでした。


せっかくの字幕サービスがこうしたトラブルで中止になったらヤダなと
それ以上は何も言わず終始笑顔でもう一度お礼を伝えてあとにしました。
「今後はこのようなことがないように注意する」とのことです。


メガネ型端末による字幕サービスは
まだ開始されたばかりでもあるので、
サービスを提供する側としては、(充電等)準備をしっかりする、
途中でトラブルがあったときすぐに対応できるように
スタッフが近くにいる、又は呼出ボタンを用意するなど
工夫が必要だと思いました。
サービス自体は本当に素晴らしいもので、
高いお金を出してでも観る価値は十分あるし、また利用したいと思いました。
新しい世界を見せてくれたMちゃんとNちゃんに感謝感謝です。
そして、いつもこんな楽しいことに付き合ってくれる斉藤りえちゃんにも。


余談ですが、開場前にワゴンカーで買った焼き小籠包を食べる斉藤りえちゃんと私。
焼いた肉まんをイメージしてかぶり着いたら、スゴイ勢いで肉汁やらチーズやらが飛び出してきて大変なことに。
二人して顔や髪の毛を拭きつつ大笑い。
始まる前からテンション高し。
舞台開始後、真っ暗で静かな中
ラーメンぽい匂いが漂っていたのは私たちのせいです。