4年越しの台湾リベンジ、バリアフリー編

台湾のバリアフリーユニバーサルデザインの視点でも少し。
まず一番利用が多かった地下鉄MRT。
SuicaのようなICカードを購入して利用するのですが
私たちは4年前に購入したものにチャージ。

コンビニでも使えるので大活躍です。
ホームには電光表示板、駅構内の案内サインも分かりやすく
日本とそれほど変わらない感じ。

日本の地下鉄みたい

MRTはモニターで時刻表示

新幹線のホームはこんな感じで

ホームドア。点字ブロックは開閉部のみ

新幹線改札の電光表示板。色のコントラストが少し見にくいかな。

改札は子連れや車いすでも通れるゲート(黄色いところ)が沢山。


駅にもよりますが、ホームと電車の段差や隙間がなく車いすやベビーカーでも乗りやすそう!
優先関は「博愛席」。
博愛とは「人や動物などをひろく愛すること、すべての人を年齢や性別、人種など
分け隔てなく平等に愛する」ことを言うそうで
日本の「優先席」との価値観のちがいを感じます。

案内サインは割と大きいものが多いイメージ。

案内カウンターは車イスでも利用できる高さがあり
老眼鏡もありましたが、筆談ボード等聴覚障害関係は見当たらず。

新幹線はアプリを見ると、バリアフリーサービスのページがあり
障害者割引の案内やバリアフリーシート、その他トイレの案内なども。

障害者割引といえば、観光地の寺院や美術館、博物館など
日本の障害者手帳を見せると本人と付き添い一人まで無料のところがほとんどでした。
漢字で書いてあるから伝わるのかもしれませんね。
日本語の案内パンフレットも多くて嬉しい。
横断歩道の信号はほとんどすべてに残り時間がカウントダウンされるので分かりやすい。

帰りは松山空港、都市にあるのでアクセスが便利。
案内カウンターでは
モニターで空港内「カスタマーサービスガイド」のQRコード
言語別に表示しています。合理的。
残念だったのは、案内カウンターのすぐ脇に
大きな龍のランタンが飾られていたため、車いすやベビーカーでは
近づけない配置になっていました。

案内カウンターすぐ脇に大きなオブジェ。車いすやベビーカーではアクセスできない狭さ


空港全体的に清潔感があったのは、日本の影響かしら。
搭乗ゲート近くのリフレッシュ休憩エリアが
滑空路に面した開放的なデザインで、静かで良かったです。
ただ奥まった場所にあるので、搭乗開始した様子が見えないため
利用者はほとんどおらず。
日本で言うとカームダウンスペースに近いのかな。
もう一工夫できそうだと思いました。

空港の搭乗口までの距離や移動時間がひと目でわかるのは嬉しい!

 

ピクトグラムは、日本の場合は極限まで無駄をそぎ落とした
シンプルなデザインですが、
台湾で見たものはどれも具体的な表現で面白いと思いました。

また、筆談ボードなど見当たらないのですが
外国人だと分かると、すぐに翻訳アプリで見せてくれる人が多いです。
音声認識も翻訳機能使って大活躍!

イベント会場では、手話で案内してくれるスタッフもおりました。
タクシーの運転手さんたちも親切で
ハード面の充実だけでなく、ソフト面、人の対応が柔軟な印象。
なんだかんだでまた行きたいと思えるのは、やはり人の力なんですね。

 

ちなみに冒頭のICカード
最終日の買い物を終えたときK嬢とともに
「残り全部つかってゼロにしてください」と依頼。
「全部使いきった~!」とスッキリした顔でお店を出ると
「帰りはタクシーだね」とカオルさん。
え・・・
あ・・・!
あーーー!!!
帰りに電車乗るの忘れてた!!!
「ゼロにしてって言ってるから、電車で帰る気がないんだなと思ったよ」
もーーー買い物して満足してすっぽり抜け落ちてました。帰りの電車。


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