NHK技研公開2024

NHK技研公開2024」

筑波技術大学視覚障害聴覚障害、盲ろうなど
多様な学生と引率の先生と、オトナ組での見学企画。

コロナ前は何度も参加していたので久しぶりです。
私たちオトナ組は、アクセシビリティからエンタメまで
多様な分野のプロフェッショナルな5人が集まりました。
私が子どもの頃大好きだったノッポさんゴン太くん
「できるかな」の世界観に没入できるVRゴーグルは、
360度あちこちの視点から見ることができる。
コントローラーで自由自在に移動できるし、
空高く飛び上がり見下ろすこともできるし、
ノッポさんの至近距離に近づくこともできる。
これは我々聴覚障害者が
「前の人の頭が邪魔で手話通訳や字幕が見えない」ことを解決してくれそうだし、
劇場などで後ろの席になっても問題ないし、
色んな楽しみ方ができそう。
手話CGも格段に進歩し、
AIによる手話認識技術もありました。

音楽の可視化技術は、ピアノの音に合わせて
カラフルな円が色や大きさやリズム感を表現しているとのこと。
研究始めて3年、まだまだ改善の余地がありそう。
開発のプロセスに当事者を沢山巻き込んで欲しいな。
その他ペラペラのゴム基盤で自由に変形できるディスプレイは、
折ったり畳んだりもできる。
腕や顔に貼ったり、でこぼこした場所でもディスプレイになれる、
字幕出したり色んな活用ができそう。

あっという間の数時間でしたが、
一つひとつの技術はどれも素晴らしくて。
社会の課題を解決するための研究を
地道に続けてくださる方々の存在と、環境には大きな価値を感じます。
でも、「素晴らしい技術がある」
だけでは社会は変わらないし、もったいない。
この研究と技術を、
私たちの生活でどう実用化していくのか?
社会のインフラの中にどう組み込んで
社会のシステムにしていくのか?
そのビジョンもしっかり考えてもらえるといいな、
と思ったのでした。
ちなみに、
NHK技研は1925年からちょうど100年近くの歴史があり、
ラジオの技術からテレビ放送の技術、ハイビジョンや8K放送、
AIによる画像認識や手話CGなど、様々な技術開発を継続してきた拠点。
この最新技術の数々を毎年公開しています。
ぜひこの機会に。
5月30日から6月2日まで予約不要
〈余談〉ノッポさんVR体験、
オトナ組先発隊の体験が終わり、
残りのメンバーが体験するまでの入れ替え時間、
スクリーンの前にタブレットがあったのですよ。
ゴン太くんの身体にペイントできるアプリが。

レナ嬢とカラフルなペイントを完成させて悦に入っていたら、

その後のノッポさん映像に
なんとカラフルゴン太くん登場!!
先ほど私たちが完成させたファンキーゴン太が特大スクリーンに。
まさか同期していたとは!
そして何も知らずにその映像に
VRゴーグルで没入している皆さん…シュール過ぎて笑いが止まらず。
ゴン太くん変な格好させてゴメンネw
(変なペイントしなくて良かった……)

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