4年越しの台湾リベンジ、ここはラスベガス?〈後編〉

朝5時起きでこの日は新幹線で台南へ。

4年前の台湾でカオルさんが
「白菜とコオロギと豚の角煮だけは絶対にカリンちゃんに見せたい!」と
繰り返していた台北の国立故宮博物院の至宝、「翡翠でできた白菜」も「豚角煮」も
なんとその日は貸出中だった。
今回調べてみたら、ちょうど私たちが行く日は台北の博物院から
台南の美術館に貸出中なのだという。
しかも台南ではランタンフェスティバルも開催、これは行かねば!と
その場でカオルさんが新幹線チケットをとってくれたのだ。

ランタンといったら、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』だろう。
無数のランタンが空に浮かび上がるシーンを想像して感動のあまり身震いがする。

新幹線から電車に乗り継ぐと、ポケモンのお面をかぶった
老若男女というか老老男女がたくさんいる。
私たちより年上のおじいさんおばあさんまでもが黄色いお面。
なんとランタンフェスだけでなく、ポケモンフェスも開催しているんだそうな。
SEカオルの目的はこれか!
黄色いお面を今一番かぶせたい人。
ポケモンやっている人の歩き方って世界共通なのね。ときどき知らない人とポケモン交換してるし国境を超えるポケモンすごい。

美術館で念願の白菜を堪能し、

台南名物担仔麺の店「度小月」でそぼろ肉の麺、40分ほど並んでありつく。
濃厚な香りの肉そぼろとエビスープの組み合わせは絶品。

豚足やカリカリに焼いた赤米の餅みたいなものなど、ビールに合う。

古い学校跡や、

オランダ風城跡、ガジュマルの木に飲み込まれた建物など

窓から根っこ!

気持ちいい!

お決まりの。

書の博物館で名前を書いて悦に入ってたら「写経だよ」と言われ。ハズカシイ。

ここ台湾だよね?


たっぷり歩いたあとは念願の台湾スイーツ。台湾スイーツ!!

豆腐みたいでさっぱり、タピオカもたっぷり、これらも4年前食べられなかったものだ。
最後はランタンフェスティバルの会場へ。
屋台があちこちに出ていてお祭り騒ぎ。

「泡吹吹」という看板、さてこれは何を表すでしょうか?
シャンパンじゃないのよ。

港近くのランタンフェスティバル、広い敷地内に
屋台やアート作品はたくさんあるが、空に上がるランタンはなさそう。
ラプンツェルはどこ?

美しい夕日を見ながら、早めに新幹線の駅に戻ったら
駅前の会場でもランタンフェスティバル
こちらの方が規模がスゴイ。
あの広さの感覚って、よくわからないけれど上野公園5つ分とか、もっとでは?

何がすごいかって、ラスベガス並みのギラギラ装飾のメインステージがあり、
その前には沢山の巨大なねぷたが並んでいるのです。いやねぷたではなくて、ランタン。
ですが見た目はほぼねぷた

新幹線やクジラ、カエル、ポケモンまである。
コンテスト会場でもあるらしく、優秀賞作品もあちこちに。

憧れだったラプンツェル風のランタンは
なんと壁状のスクリーンに映し出される電子ランタン。いまどきか。
同じく巨大な壁状スクリーンに映し出される建造物に向かって
スマホを掲げる観衆達。
なんだろうと思いきや、AR?で建造物に色んなキャラクターが
映し出されるようだ。すごいわ。
このアプリのダウンロードを試みたが、なかなかできなかったカオルさん。
ポケモンでギガを使いすぎたかw

閉会式中のラスベガスステージではアイドルが歌い踊り、レーザーが飛びかい
どんだけの予算があるんだろうと思うくらいハンパない規模感。

ラスベガスにねぷた
日本でこんなことできるんだろうか?
ほぼ終電の新幹線で夜中に台北に戻る。

3日目はホテルで朝食、その後近くの龍山寺へいって

まさかの2度目の朝ごはん、豆漿。
どうしても食べたかった豆乳のやつ!!!豆乳のやつ!
30分くらい並びましたが、おぼろ豆腐の中に揚げパンや刻んだたくあんなど
お腹に優しく食感も楽しく美味しい!

そして食べたばかりなのにお昼はどうしても小籠包。
小籠包!小籠包!!ビール!
大根餅や、なずなを挟んだゴマ餅、サーランタンここでもやっぱり食べ過ぎ。

三日目はかなり寒く、通りがかったユニクロでレギンスかタイツを買いたいK嬢。
ところがどこを探してもない。
ヒートテックも見当たらない。
そうかここ台湾は亜熱帯気候。
断念して最後はパイナップルケーキのお店。
タクシーの運転手さんに待っててといったら「マジで?」という反応。
まさか一時間近く待つとは思わなかったのよw

それでもホテルから空港まで3000円一人1000円程度、安かった。
それにしても今回はよく並んだ。
空港でも飲食店でも観光地でもどこもかしこも行列。
台湾にこんなに人がいるとは。
というかこれが通常なのだろう。
4年前のゴーストタウンが特別だったのだ。
あっちこっち色んなトラップがあったが、しっかりミッションクリアし
ぎっしり濃厚にリベンジした笑いっぱなしの二泊三日台湾でした。

今回の旅を一言でいうと何?
カオル「ポケモンもりもり!」
K嬢「意外とさむかった」
カリン「人がたくさんいる!」

■2020-01-28初台湾、行くとこ全て閉店。そうか旧正月だった。<前編>
https://karinmatsumori.hatenablog.com/entry/2020/01/28/180504

■2020-01-29初台湾、行くとこ全て閉店、そうか旧正月だった。<中編>
https://karinmatsumori.hatenablog.com/entry/2020/01/29/113933

■2020-01-30初台湾、行くとこ全て閉店。そうか旧正月だった。<後編>+UD
https://karinmatsumori.hatenablog.com/entry/2020/01/30/104643

4年越しのリベンジ台湾、人がいる!

「ぼちぼちリベンジします?」
そんなつぶやきから始まった、4年越しの台湾リベンジ計画。
そう、忘れもしない2020年1月末、
台湾ベテランカオル隊長とK嬢に連れられて、初めての台湾にいった。

ところがどうだ、初台湾に上陸してみれば人がいない車もいない
どこもかしこもシャッターが閉まっているゴーストタウン。
なんと旧正月の大晦日だったのだ。(下にリンクあり)

そんなわけで、満を持して4年前のリベンジGO!
大混雑の成田空港でチェックインをするまでに約一時間並んで想定外のロス。
免税店でゆっくりお買い物したかったのにバタバタと飛行機に乗り込む。
三人とも昨夜寝ていないもんだから、ビール飲んでウトウトしている間に到着。
入境審査の登記表で、職業欄に「SE」と書き込むカオルさん、カッコいい。
対して私は「FREE」だ。(ホントはfree lance)
二度目の台湾、なぜかK嬢だけが検疫検査でひっかかり
地下鉄の改札で、ICカード反応せずでひっかかり
空港からホテルまで、1分で乗り換えできるはずが
乗り場が分からずかなり歩き回った。
東京駅地下の京葉線から東西線改札まで歩くイメージ。2駅分か。
どうにかこうにか、ホテルに到着したら
本来乗るべきだった電車の駅の真上がホテル。
なんだこんな近くにあったのか!
ここでもかなり時間のロス。
すでに珍道中だが
初日はホテルに荷物を預けたら、クリアすべきミッションがたくさんあるのだ。
普通の道に人がいる!車もいる!バイクも多い!
ただそれだけで嬉しいリベンジ台湾。
「もうこれで充分だわ~」などと
ゲラゲラ笑いながら、まずはバスに乗って九份へ。

赤ちょうちんだ!
日本のそれとは違うけれど、赤ちょうちんを見ると心が躍るのはなぜだろうか。

そしてここも大混雑。人人人。
人ごみを抜けて、洞窟を抜けると茶藝館「阿妹茶楼」。

築100年以上の建物、鍛冶屋だったらしく
クラシックな調度品に、眺望も最高。

切り干し大根のオムレツに、エビに、サツマイモのツルの炒め物、エビチャーハン、
とにかく何でも安くて美味しい!

酒がなくて残念だがここはお茶を頼もう。

スタッフが、お茶の淹れ方を一通り見せてくれたが
茶器が沢山あり、行程が多くて複雑。
そこは台湾のプロ、茶の作法を完コピしたカオル隊長が
その後何杯もお茶を入れてくれた。
ありがたい。
もはや店長に見える。

なんならガイドブックに載っていた茶の作法のモデルさんの洋服が
偶然にもカオルさんの洋服と同じ柄で、またまた爆笑。

お腹いっぱい食べたのに
バスで市街地に戻った後は夜市へ繰り出す。
「まだまだ食べられるよ!」という私。
出発前に買った台湾のガイドブック、息子がパラパラっとめくりながら
「付箋がついているところ、全部食べ物」といって笑っていたほどだ。
だって4年前のリベンジだもの。
夜市でもおでん、牛骨ラーメン、魯肉飯、ビールと
よくこんなに食べられるなと自分でもびっくり。

老舗の屋台がたくさん並んでいる夜市でしたが
鮮魚が多く、魚のとなりにカエルが山盛りになっていたり
「あのパイプはあやしいヤツだから絶対手出しちゃだめだよ!」と
ポケモンGOをしながら教えてくれるカオル隊長。
なんでそんなこと知ってるんだろうか。

2万歩以上歩き回った一日でした。
明日は朝早くから新幹線にのる。目的は白菜だ。
我らのSEカオルさん、スマホで新幹線チケットを購入してくれていた。
ナビや翻訳をしつつ、ポケモンも捕まえてて、とにかくスマホとアプリを駆使する最強の人。
カオルがいればこわくない。

~後編に続く~

■2020-01-28初台湾、行くとこ全て閉店。そうか旧正月だった。<前編>
https://karinmatsumori.hatenablog.com/entry/2020/01/28/180504
■2020-01-29初台湾、行くとこ全て閉店、そうか旧正月だった。<中編>
https://karinmatsumori.hatenablog.com/entry/2020/01/29/113933
■2020-01-30初台湾、行くとこ全て閉店。そうか旧正月だった。<後編>+UD
https://karinmatsumori.hatenablog.com/entry/2020/01/30/104643

船橋ロータリークラブ企画で地域の小中学校への出前講演。

千葉県船橋市立飯山満中学校での講演。
以前からご縁のあった、船橋ロータリークラブ様の企画です。
船橋ロータリークラブでは、地域への奉仕活動がとても熱心で
多様な活動の中に、地域の小中学校への出前授業も行っています。
今回はその一環としてご依頼いただきました。
ロータリークラブでは、2019年から国際社会において重要な
「DE&I」をテーマとし、実践され、
子どもたちにもそのような機会を提供したい、と
情熱的に語ってくださる船橋ロータリークラブの皆様、
真摯な方々が集まっているのです。
講演前には校長先生から、私の本の紹介がありました。
読み込んでくれたことが分かる前ぶり。嬉しいです。
私からは
「聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐ」というタイトルで
視点を変えると価値観が変わる、
視点を増やすと世界はひろがる、
新しい視点を知るとアンコンシャスバイアスをなくすことにつながる、
そんな話をしました。
中学生と言うと、私が少しずつ聴力を失った時期でもあるので
当時の話も丁寧にしてみました。
体育館に集まってくれた生徒の皆さん約300名、
聞くときの姿勢がとてもよく、講演中の反応も豊か、
質疑応答でも独特の視点の質問をたくさんいただきました。
船橋ロータリークラブの皆さんも
一緒に聞いてくださっていたのですが
講演が始まった後、登壇位置から時計が見えない私を察して
倉庫からゴロゴロと大きな陸上競技用の
特大デジタル時計の装置を出してくれました。
生徒たちの後ろで奮闘してくださっている様子が見えて
笑いつつも嬉しい私でした。
おかげさまで安心して楽しんで終えることができました。
美しい花束や、
私の写真を使ったオリジナルクリアファイルも作ってくださり
臨機応変、丁寧に対応してくださったことに感謝です。
クリアファイル、アチコチに自慢しております。嬉しい!
船橋ロータリークラブの皆さんは、お一人おひとり違った立場ですが
使命感を持って地域や社会への貢献をされていることが伝わります。
特に地域の子どもたちにフォーカスを当てた活動は
必ず彼らの今後につながり、どこかで芽が出ていくことと思います。
私も微力ながら、応援していきたいです。
おりしも、いまの時期はあちこちで卒業式が行われています。
講演を聞いてくれたあなたの心に、これからに
ひとつでも次につながることがありますように。
 
 
 

福井県聴覚障害者協会主催「耳の日フェスティバル」講演。

福井県聴覚障害者協会主催「耳の日フェスティバル」にて講演。
初めての福井、まず駅前が面白い。
あちこちに恐竜がいる。

ベンチのふちですやすや眠る恐竜、センス良すぎ。

階段の段鼻を知らせる黄色いテープも恐竜デザイン、神は細部に宿る。
これは段差の境がハッキリと見えるので踏み外し防止になるから大事!

前泊の午後は、実行委員の手話通訳さんが案内してくださるという。
以前、観光案内のガイドをされたこともあるそうで
歴史や史跡にとても詳しいのです。

「養浩館庭園」かつての福井藩松平家の別邸で、池を中心とした数寄屋造り。
なんとこの日は池掃除のため水を抜いているので無料で入れるとか。
池の底にうっすら残る水、鯉たちは一時お引越しというなかなかレアな日でした。

福井についたとたん大雨が降ってきたのに、ここにいる間だけは
あたたかな春の日差しが差しこみ美しい時間でした。
迎賓館でもあり、飾り棚の螺鈿細工、月を見るための雲窓、桑の一枚板を透かし彫りにした明り障子など、
細部がとても美しく、細かいことが大好きな私には天国。

掛け軸の「胎蕩」という書は遮るものがなく、のどかでのびのびとしている様を表すのだそうで。
「春風駘蕩」という言葉もある。
まさにこの言葉通りの穏やかなひととき。
これだけでもう、福井を十分堪能した気分。
その後は一転土砂降りに。
やはり明日は雪が降るのかしら。
故郷の群馬では「カリンが出かけるときは雪が降る」と言われていますが
翌朝目覚めたら吹雪。
まさかこの時期まで雪が降るとは。

この日の「耳の日フェスティバル」は一部は私の講演、二部は電話リレーサービスの説明・体験会でした。
講演はユニバーサルデザイン(UD)がテーマ。私がUDを仕事にするきっかけとなった東京ディズニーランド、その後関わった空港など公共の施設のUD、情報のUD、エンタメのUD、テレビCMにも字幕を!をどのように実現させたのかなど、事例紹介とその背景、「どのように」を具体的にお伝えしました。

参加者からは
「今まで聞いた中で一番分かりやすく良かった」
「今後は不満を言うだけでなくどうすれば良いのかを考えたい」
「これから開通する新幹線の駅などのUDチェックをしてみたい」など今後につながる感想を頂き、安堵しました。

第二部の電話リレーサービスの説明会は、仕組みから活用方法まで非常に分かりやすい内容でした。
印象的だったのは緊急通報のかけ方。
動揺してる状態でどのように繋がり、どんなやりとりがあるのか、イメージできる動画がとても良かったです。
これはHPにも載せてほしいな。

たくさんの情報交換をし、おでん屋さんのカウンターで福井のお酒とへしこも堪能し、帰りにはカニ弁当を入手してご満悦!どの酒も美味しいこと。
新幹線開通したら温泉も行きたいし恐竜博物館も行きたいな!

それにしても、どこにいってもついてくる雪❄️

ダイアログ・イン・サイレンス2023終演。終わりははじまりの始まり!

ダイアログ・イン・サイレンス2023
「LOVE IN SILENCE」、1月13日より開始し
2月25日をもちまして大入満員で終演いたしました。
ご来場くださった皆様、ご協力くださった皆様
どうもありがとうございました。
https://dis.dialogue.or.jp/

「言葉の壁を超えて人はもっと自由になる」
2017年から私たちが大切にしてきたキャッチコピーです。
研修のたびにこのフレーズを繰り返し
音のない世界で安心して楽しんでもらうための研修は
パフォーマンス、対話力、立ち居振る舞いからメイクアップまで
みっちり行われ、デモテストを経てデビューに至ります。

今年度デビューして活躍してくれたのは
【音のない世界を言葉を(手話も)使わずに案内するアテンド】10名
まっちゃ、かりん、ゆうか、じんちゃん、バンダナ、
ぶたこ、よし、ひな、みわい、HERO
 【ゲストとアテンドをつなぐSI】 12名 
純じゅん、まーくん、よっぱ、 はるか、みち、みこえ、
かおりん、みらくる、ゆき、ふじたん、ちんる、しおぴん

それぞれが、それぞれの持ち味を活かしながら模索し楽しみました。

体験したゲストからはこんな温かな感想を頂きます。

「静けさの中、命のつながり、魂の響き合いを感じる素敵な時間でした。
楽しくて嬉しくて何だかいつも笑ってしまいました。」
「身体の言葉は正直でダイレクトに相手に伝わりますね。
全く初めて出会った人たちとも心が響き合って心がひとつになっている。
平和で歓びに満たされた時間でした。」

楽しかった手話が通訳者を目指すことによって苦悩に感じていた方からは
「本当に大切なことは何か?を忘れていたことに気付きました。
伝えるということはもっとシンプルでいいんだ。
構えなくていいんだ、ストレートに表せば良いのだ!」と
目からウロコが落ちたと話してくれました。

「伝わらないもどかしさよりも、
伝えようとする力を今一度感じ直せる時間でした」
と振り返ってくれたり
「“言語化”が大切だと暗に押し付けられていたり、
押し付けていた自分にとっては、言葉がなくても伝わる解放感を得た新鮮な時間でした」と
新たな発見を教えてくれたり

「初めて会った人たちとでも、お互いのことを知りたいという
気持ちさえあれば、時間や言葉を超えてコミュニケーションをとれると
実感できたことは、未来への希望になりました」
未来への希望って嬉しい!
「いっしょに、この世界に存在できてうれしい。」なんて感想をもらうと
わたしも嬉しくてたまらなくなります。

個人的に印象に残っているのは
「“対話の森”の外に出ても、みんながこんな風だったら、どんなに優しくて
まあるい世界になるだろうと思いました。
物がなくても、こんなに楽しい時間が作れるのですね。」

ダイアログ・イン・サイレンスは、静寂の世界観を大切にしている為
余計な装飾は一切省いています。
アイコンタクト、顔の表情、身体の動きなど、アテンドもゲストも
言葉や手話を手放して、身体一つでサイレンスの世界観に没入します。
シンプルだからこそ、90分という短時間で深い信頼関係や、つながりがうまれるのです。

ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」では
サイレンスの会場はすでに撤去し
春から「ダイアログ・ウィズ・タイム」が4年ぶりに開催予定です。
https://dwt.dialogue.or.jp/
案内するのは、人生を豊かに歩んでいる高齢者のアテンド達。
生き方との対話です。

常設のダイアログ・イン・ザ・ダークは3月16日から
「暗闇の中の電車に乗って 出かけてみよう! キハ40で春の旅。」が始まります。
https://taiwanomori.dialogue.or.jp/event/20240316-0630/

次のダイアログ・イン・サイレンスはいつ頃の開催になるのでしょうか。
2025年には東京でデフリンピックが開催されます。
それに向けて一緒に楽しんでくれる仲間や応援してくださる方も随時募集中です!
そう、私たちはすでに次の未来に向かって動いています。

最後には感謝の気持ちをこめてこの言葉を。
ダイアログ創始者のハイネッケが残していった伝説の言葉。
「おわりは始まりのはじまり。
 始まりは終わりのはじまりだ~」

【ダイアログ・イン・サイレンス】
https://dis.dialogue.or.jp/

#対話の森
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#ラブインサイレンス
#DIALOGUE IN SILENCE
#エンターテイメント
#静寂の世界
#対話
#聴覚障害
#言葉を使わない
#言葉の壁を超える
#ソーシャルエンターテイメント

広島2日目元気無限な子どもと老いぼれターザンな私。

広島2日目は少し時間あったので、祥子と子どもたち(2歳と8歳)と「八天堂ビレッジ」へ。

広島駅前のお好み焼き屋「あたご屋さん」のお父さんが「八天堂クリームパン」パッケージのデザインをされている。パンも作れるし、馬もいるし、子どもも喜ぶのでは!と。

元気無限の子どもたちなので、HOMIE手話塾の大竹さんにもご一緒頂く。子守りのおじさんおばさんは沢山いた方がいい。

しかし、この子達の無限の体力を私はまだ知らなかった。

到着するなりコートも上着も着ずに馬めがけて一直線。でも私も負けない。馬を撫でたくて追いかけたり名を呼んだり必死だが、

子どもたちはすでに馬からアスレチックへ射程範囲変更。

小さな広場なのに運動量ハンパない。そして魔の2歳児は昼食だってひと時もじっとしてない。

目が離せない祥子ママ。八天堂のカフェなのでパンケーキにはクリームたっぷり。口の周りやら髪の毛やら洋服やらあちこちがご飯粒とクリームだらけ。これが2歳児!

そして待ちに待ったパン作り。

普通のパンではない。

なにしろ八天堂のふわふわのクリームパンだ。

すでに用意されたタネを形成し、チョコペンで顔を書いて仕上げるだけだが、めちゃくちゃ楽しい。

私は小さく沢山丸めてつなげて全部に顔を書いた。大阪万博マスコットのミャクミャクより可愛いと思う。翔子娘はカメの形。

甲羅を描いて顔を描いたら上手くいかない。

ここは腕の見せどころ!と私が代わりに描いたらもっとダメな顔になった。ごめん翔子娘!(写真右上)

大竹のおじさ、いやお兄さんはもくもくとウサギ。左右耳の大きさが違うのも多様性のひとつか。

 

包むタイプのパッケージに自由に絵を描いている間にあっという間に焼けてきた!こんがりきつね色!

このパッケージの裏には、広島の地図が描いてある。

デザインしたあたご屋のお父さんいわく、「三原市で作ってるといっても、どこにあるかわからないでしょう。

イラストにすればすぐにわかる。

でも、パッケージが新しくなって今はないかも」と。

確かに新商品を包む袋型のパッケージには地図イラストは省略され、

旧型のパッケージにはまだ残っている状態。

三原市ってどこ?」そんな素朴な好奇心を満たしてくれるデザインは、ずっと残して欲しいと思う。

と、そんな思索にふける間もなく子どもたちは外に飛び出していく。

目指すはターザンロープだ。

滑車からぶら下がったロープにつかまって一段高いところから低いところへおりていくやつ。

「あ〜あ〜あ〜〜〜」って雄叫びあげながら

本当は私がやりたい!

でも子ども用の高さではお尻引きずりそう。

我慢する私と裏腹に、祥子娘はターザンロープにはまったようで、飽きずに繰り返しターザンしている。

段々上手になる様子を見て「ターザン認定証」でもあげたいくらいだ。いつでもジャングル行けるぞ!

一方で2歳児の祥子息子は靴を脱ぎ捨て、裸足で駆け回り、ここにもターザンあり。青空とはいえまだ2月だ。

靴を持って追っかける老いぼれターザンの私たち。恐るべし8歳と2歳の無限の体力。

ようやく一息ついて、ジュースを渡すとゴキュッゴキュッゴキュッと音が聞こえるような見事な飲みっぷり。

これは……あれだ。

仕事終えた後のビールを喉に流し込む私と全く同じだ。

子どもにとっては遊ぶのが仕事!

砂と鼻水とクリームできったなくなるまで遊びまくり、帰りの車ではクリームパン片手にスコンと眠りに落ちていた。電池がきれたみたい。

可愛いなぁ。

その日は老いぼれターザンの私もぐっすり眠りました!

筑波技術大学卒業制作展、31日までWEB展示

日本で唯一、聴覚障害者と視覚障害者のための大学
筑波技術大学」の総合デザイン学科卒業制作展2024が
WEB展示されています。(3月31日まで)

ntut-design.jp

個人的に一番響いたのは、藤巻美奈さんの
聴覚障害者の自己受容を目的とする、認知行動療法に基づき整理した短編漫画の制作』です。
聴者の家庭で育ち、⼀般学級で学んだ中で葛藤してきた経験や
聴覚障害に起因した生きづらさのエピソードを研究し、
自己肯定につなげるきっかけを目指したものです。

当事者研究は、自分自身と困りごとを切り離し
客観視して「言語化」する力が必要ですが、
藤巻さんは「言語化」することに加えて
「ギャグ漫画」という手法で「描写」し、自分自身の物語を昇華させています。

ntut-design.jp

優秀賞は
草次祐衣さんの
『聴こえる親と聴覚障害のある子どもとの良好な関係構築にまつわるショートストーリー制作』

多田伊吹さんの
デフリンピックを想定した聴覚障害のある選手のための支援ボックス開発』

その他興味深いテーマも沢山。

◆人間が感じる恐怖の要素や視覚効果の分析に基づいた音のないホラー動画の制作
◆漫画表現を用いた舞台パフォーマンス
◆文字テロップ動画制作と印象評価
◆聴こえる親と聴覚障害のある⼦供との関係構築にまつわる本(ショートストーリー)
LGBTをテーマにした絵本の制作
聴覚障害児が楽しく遊べる⼿作りおもちゃの教材・教本
◆⽇本の美術館のポータルサイトにおけるUXデザインの検討と制作
デフリンピックを想定した、聴覚障害のある選手のための支援ボックスの開発について
◆ライブの情報保障
◆テーマパークでよく使う⼿話表現
◆手話を第一言語とする人に配慮した写真撮影テクニック教材の制作
◆視覚的に楽しめるミュージックビデオの制作
◆ろう・難聴者の⾃⼰受容を⽬的とする、認知⾏動療法に基づき整理した短編漫画の制作
◆ライブ の情報保障に関する研究〜 MCの伝達方法について〜
聴覚障害者が理解しやすい短時間PR 動画の制作~筑波技術大学産業技術学部の紹介動画を例に~
聴覚障害者のためのコミュニケーション支援ツールの研究

どの作品も3月31日までWEBで見られます。
https://www.tsukuba-tech.ac.jp/topics/2024/03/05001229.html

また3月5日~3月10日までつくば美術館で開催中の
「第23回チャレンジアートフェスティバルinつくば」では
優秀作品の展示のほか
つくば市共同募金委員会より依頼を受けて
開発・デザイン制作した赤い羽根共同募金カプセルトイなどの
学生作品も出展中だとか。

このカプセルトイ
いわゆるガチャガチャですが、
中身も学生がデザインしたもので、個人的にイチオシです。

https://www.tsukuba-tech.ac.jp/topics/2024/03/05001229.html

#筑波技術大学
#筑波技術大学総合デザイン学科
#筑波技術大学卒業制作展
#WEB展示
#聴覚障害卒業制作
#聴覚障害
#情報保障
#当事者研究
#聴覚障害×当事者研究