夏の京都講演

karinmatasumori2009-06-29

週末京都で講演会があった。

講演業を頼まれ始めた9年ほど前は、もともと緊張体質で早口なので、分かりやすく自分の話をするだけで精一杯だった。講演前夜は眠れないこともしばしば。
でも今は、この講演業がとても愉しくて仕方がない。


毎回パソコンを使うため、準備は大変だが、講演中にはできるだけ参加者とのコミュニケーションを大切にしている。こちらから何度も問いかけたり、クイズを出したりしていると、聴衆と私とのおしゃべりが展開されて一気に距離が近くなる感じが嬉しい。
一方通行の講演会ではなく、双方向での講演会は同じ時間を一緒に過ごした実感がもてるような気がする。(自己満足?!)



京都での講演会も、聴衆の皆さんの反応がよく、沢山笑った講演だった。
私の話を聞くために、せっかく時間を作ってきてくださるのだ。
心が温かくなって、ちょっとは勉強になって、そして明るく愉しい気持ちで帰ってほしい。
そのためには、やっぱり、まず自分自身が楽しむことがイチバンなのだろう。(自己満足か!?)


スタッフの対応もとてもよかった。
講演会場をでると、信じられないくらいの暑さに驚いた。
さすが京都!


今回の京都講演のため、前夜から京都入りした。
観光をする余裕はないが、せめて美味しい食事と美味しい酒だけは!と一人祇園に向かい、入ったお店はここ。
「ぎをん まんざら」
http://www.manzara.co.jp/gion/index.html

町家を改造したという情緒たっぷりのお店。カウンターを独り占めして京のおばんざい盛り合わせに、旬のはもも鴨もお酒もとてもおいしかった。
店員さんがとても親切で、お料理を出すときには必ず、メニューを指差し「これは万願寺唐辛子ですよ」ときちんと教えてくれる。
こんな些細なことが嬉しい。

また行きたいと思えるのはこんなお店。
最初に行くのは、パンフレットやガイドブックなどの「営業の力」
二度目、三度目と行きたくなるのはまさに「現場スタッフの力」。
お店でも、講演でも、これに尽きる。